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つっこみ自由などうしようもない女のブログ。 現在のホットな話題は【モンハンF】デス。 あとはジニたんとジニたんとジニたん。 レミオロメンも大好きで追っかけですvV お気にはOKですが、なんかのリンクツールはアウトです。そこらへん。よろしく。
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水草蓮
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女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
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花嫁に与えた友達は友達というより、悪友になってしまった。

クラトス超反省。

++花嫁は田舎娘
着替えを終えて出てきたリカルドは少年に見えた。
降ろしていた前髪を立て、にこにことしながら、
「木登得意なんだって?
オレも得意なんだ。」
そう言ってジーニアスの腕を掴んで外に飛び出した。
「あ…ドレス汚れちゃう…。」
ジーニアスが今着ているちゃんとした服。
貰い物だが、綺麗なものを汚すのは気が引ける。
「大丈夫大丈夫。
さっき、沢山替えあったろ?」
彼女が言っているのはクローゼットにしまわれた大量のドレスを言っているのだろう。
「駄目。この服高いんだから。
僕も着替える。」
「…なんつーか、とことん貴族じゃないな。」
「そういうリカルドも。
まるで男の子だよ。」
ジーニアスが笑う。
「まーな。オレは男に産まれたかった。」
リカルドが少し寂しそうに言う。
「兄貴しかいないし、男だったらジーニアスみたいに可愛い嫁貰えたのにな。」
「またまた~。」
ジーニアスが笑う。
「着替えさせてね。
やっぱり汚れるの嫌だよ。」
「わかったわかった。」
リカルドが了解の返事を返し、ジーニアスがクローゼットに消えてからため息ついた。
「なんとか…笑うけどまだ駄目か。」
なかなか手強いみたいだ。

「庭の木はね。
一応全部登ったの。
それでね。この木が登りやすいしオススメかな?」
「うわぁ…でけー。」
リカルドが嬉しそうに言う。
「ウチで一番でかい木の3倍近くあるな。」
「大丈夫?結構高いよ?
初心者にはキツいかも。」
そう言われてむっとなる。
「オレに登れない木はないっ!
つーか、いつも登らせろってクラトス殿にたのんでも却下され続けていたからな。
しめしめ…。」
リカルドが両手をこすり合わせる。
「何処まで登るんだ?」
そう聞くと、スカートをまきあげ止めていたジーニアスが手を上へと向ける。
「あのてっぺん近い所まで。
お昼寝に最適。」
「…け…結構高いな…。」
リカルドがひきつる。
「どする?やめる?」
「な…登るに決まってんじゃん!」
リカルドがわたわたと返事を返す。
「よしっ。じゃ、お弁当と布とマットとか持ってこよ。」
「お弁当と布とマット…?」
リカルドが疑問符を浮かべながら言う。
「お弁当はお昼ご飯。あ。何時までいるの?
お昼…位一緒に…。
駄目かな?」
ジーニアスが泣きそうな顔をする。
「大丈夫。時間はたっぷり。
今日はジーニアスと友達になる為に来たしな。」
そう言うとジーニアスの目が丸くなり、
「友達…に?」
「そ。だから、ジーニアスの事沢山知りたいんだ。
時間沢山いるだろ?
あと、オレの事も知って欲しいし。
嫌か?」
そう問うと首をぶんぶんと横に振り、
「嬉しい!ずっと…一人だったから。
誰でもいいから話相手が欲しかったの。」
ジーニアスが泣きそうな顔になる。
「だぁ~!
とりあえず、一個わかったぞ。
ジーニアスは泣き虫だ。」
「なっ!違うもん!!」
ジーニアスが慌て顔を拭う。
「いんや。泣き虫。
ほら、弁当と布とマットとか必要なんだろ?」
ジーニアスの手を繋ぎ、引っ張る。
「行こう。
早く沢山ゆっくり話がしたいんだ。」
「うんっ!」


「でさ。お弁当はわかった。
外で食べるのは賛成だな。
で、布とマットは?」
二人で台所にサンドイッチとスコーンとお茶のお弁当を頼み、布とマットを取りに行く。
「前にクラトスさんが木登する時は念のために木の下にマットしきなさいって。
しないと木登禁止にするぞって言われたの。」
「心配性だよな。ヤツも。」
リカルドが苦笑する。
「本当だよね。
風で飛ばされて木に引っかかったクラトスさんの赤と青の横しましまパンツとってあげたの僕なのに。」
「赤と青の横しましま。
ぶふっ。まじか。」
リカルドが吹き出す。
「マジマジ。
他にも変なのばっかり。
ピンクの熊がお花畑でダンスしているのとか、カラフルな兎とか。
象の見たときは爆笑しちゃったけど。」
「クラトス殿のは象じゃないっ!てか?」
「やーん。そんなこと言ったらクラトスさん死んじゃうよ。」
二人でくすくすと笑いながらメイドに頼んで布と大量のマットとクッションを庭に運んだ。
「こんなにいらないのに…。」
積み上げられたふかふかの山。
「…なんか、適当に登ってダイブしたいな。」
「それ一番最初にやった。」
「あ。やっぱり?」
大量のふかふかクッションが木の下にしきつめられている。
それはもう、ダイブするしかなかった。
「勢いが良すぎてね。
クッション破けて真っ白の羽がぶわぁ~!って。」
ジーニアスが両手を広げる。
「それは…面白そうだな。」
リカルドが笑みを浮かべる。
「面白くないよ…。
散らばった羽がもったいなくて必死にかき集めたよ…。
破けたのもちゃんと修理して僕の部屋で使っているよ。」
「かき集めたのか。」
ジーニアスがわたわたとしながら怪我の心配をしてくるメイドやクラトスをよそに必死になって羽をかき集める姿は簡単に想像出来て、
「見たいな。
ジーニアスが必死になって羽かき集めるの。」
「うっわひっどい。
その時はリカルドも手伝ってよね!」
「わかってるって。
さてと…どう登ろうかなぁ…。」
リカルドがん~と思考を巡らせる。
「簡単だよ。着いてきて。」
ジーニアスが笑って木に足をかけた。


「ジーニアスはきっと前世は猿だな。」
リカルドがひきつりながら言う。
「えーこれ位簡単なのに。」
ぶらぶらと足を揺らせながらジーニアスが膨れる。
「いんや。絶対に猿。
木登上手な猿だな。
猿の中でも上手い猿。」
「僕が猿ならハーレイはなんだろ…。」
「ハーレイ?
ジーニアスの好きなヤツか?」
リカルドが面白そうに言う。
「違うよ。使用人。
って言っても友達とか兄弟みたいな感じ。
木登教えてくれたのもハーレイだよ。」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「僕ね。この木好きなんだ。
あっちに少しとんがった山見えるでしょ?
あそこの麓に家があるの。」
「随分と田舎だな。」
リカルドが数回瞬きをする。
「馬でも2日かかるよ。
遠いね。僕の家。」
そう寂しそうにぽつんと言う。
「リカルドの家は?どれ?」
ジーニアスが話題を変えようと話を降ってくる。
「え…たぶんあの青と緑の屋根かな?」
「左右に塔見たいなのがある家?」
「そうそう。
右はオレの部屋だよ。
今度おいで。」
「うん!
前々から素敵な家だなって思っていたんだ。
お城みたい。」
「城…か。」
リカルドがため息をつく。
「城じゃないぞ。
俺にとっては牢だな。
退屈で暇な毎日だ。
クラトス殿がジーニアスを嫁に貰ってくれて良かった。」
リカルドが言う。
「俺も一人だったんだ。
ずっと。」
「…そっか。同じなんだね。
僕とリカルド。」
ジーニアスが足をぶらぶらさせる。
「僕は村に帰れば友達いるけど、リカルドはずっと一人なんだよね。」
「ん。まーな。
だけどジーニアスっていう可愛くて木登上手で泣き虫な友達が出来た。
初めての友達だ。」
「んもう!泣き虫じゃないもん!」
ジーニアスがほほを膨らませる。
リカルドが笑う。
それにつられてジーニアスも笑う。
なんか嬉しくて楽しくて仕方がない。
「そろそろお昼だな。」
「うん。そうだね。」
ジーニアスが返事をする。
「さてと…どう降りるんだってジーニアス?」
ジーニアスが一点を見つめて動かない。
「どうしたんだっておい!」
ジーニアスがぴょんぴょんと枝から枝へととびうつり、
「ハーレイ!」
そう叫んで駆け寄ってきた青年の腕に飛込んだ。


++++
続くよ
今日は同窓会でした。
つーても、半数とはなんだかんだで会っているからなぁ…。
適当にいて、友達と遊んできました
メイトでトーンかいこんで、ゲーセンでナエトル&ポッチャマゲットだぜ!
うはうはでした。
また、遊んでください!


明日からまた仕事です。
ま…負けないんだからぁ!!










多分。
田舎娘。次回は4人でお茶して、都会編を終わりにして、バレンタインアップしたいです。
都会編残り2話が目安で。
田舎編は…5話でそのあとは未定。
もしかしたらリカルド編かも。

そーいや、仕事が忙しいと小説書きますな。
修羅場にならないと何もしないのか?あたし…orz




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