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プロフィール
HN:
水草蓮
性別:
女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
拍手返事は都合により、下に。
「カラオケ行こう。」
そう、仕事から帰ってきたジーニアスが言う。
「お前…今帰ってきたばっかりだろ?」
土産のド派手なアロハシャツを眺めていたリカルドが言う。
「行きたいの。」
「荷物片付けないでか?」
でかいトランク。
まだ片付け始めたばっかりで衣類やら小物やらお土産であふれかえっている。
長い海外での撮影。
少し日に焼けた顔。
疲れているのかだるそうである。
「今日はゆっくり休め。
また今度行ってやるから。」
そう返し、トランクに詰まっている荷物を出そうと手を伸ばす。
「やだ。今がいい。」
「…」
珍しいジーニアスのだだ。
普段言っているのは冗談混じりのかまって欲しいだけの会話。
大抵、自分が言えば収まり、じゃあ代わりに一緒にテレビ見るだとか、寝るだとかで済む。
今回もそうなるだろうと思ったが、違うみたいで、
今からカラオケに行くとの一点張り。
「なんでそこまでカラオケにこだわるんだ?
仕事で散々歌っただろう?」
南国の蒼い世界での撮影。
きっと出来上がったPVはすごく綺麗だろう。
それを密かに楽しみにしつつ言う。
「だぁって…。
僕、いなかったんだもん。」
ジーニアスがすねたような顔で言う。
「いなかったってまさか合コンか?」
合唱コンクール。
通称合コン。
まぁ、男女出会いの場ではあるが。
そちらの合コンと取っても良いだろう。
普段わかれている男女高で唯一共同で行われる行事である。
まぁ、文化祭の一貫であるが。
それに参加できなかったとジーニアスはいいたいみたいで、
「折角リカルドと同じだったのに。」
それがだだをこねる理由。
普段、ジーニアスとリカルドは全く会わない。
いや、会えない環境である。
会ったとしても他人のフリ。
本当は一緒にいたいのに自分の有名人という肩書きのせいでそうはいかず、
コレットとロイドを通じてやっと連絡がとれると言う感じである。
だからジーニアスは楽しみにしていた。
丸々一時間以上リカルドと一緒の空間にいられる。
簡単な会話位しても良いだろう。
パート練習という理由を付けてお話が出来る。
すごく楽しみだったが、忙しい人気アイドルにそんな学園生活を送るのは無理だった。
練習初日。
先輩アイドルが急病で倒れてしまい、急遽ジーニアスが代行として某お昼の生放送番組へ。
4時間目の始まりにかかってきたマネージャークラトスからの電話に泣きそうになりながらコレットにこっそり伝言伝えて泣く泣く仕事へと向かい、初日は会えなかった。
2回目の合同練習。
いられたのはたったの15分でまた急な仕事が入り、仕事。
そして残りも仕事でなくなり、
本番はPV撮影の為に長期海外出張でなくなった。
ここまで不幸が続いたのだ。
流石にジーニアスも精神的に参ってしまい、撮影中に突然大泣きしてしまって周囲を慌てさせた。
もう、こんな仕事やめてやる!と。
まぁ、撮影は無事終わり、お土産買って帰国したのだが、リカルドと一緒にうたいたかった。
皆と一緒に歌いたかった。
どうしても。
皆で歌うという経験がなくてどうしてもやってみたかったが、仕事の都合。
日にちをずらしてと前もって頼んだがそんなくだらない事で沢山のスタッフに迷惑かけるなと言われた。
すごく悲しくて冷たく言った張本人であるクラトスにトマトをなきわめきながら投げつけたのはきっと正確。
余談だが、その時ジーニアスが
「だから若年寄りとかおじさんとか言われるんだ!
クラスで絶対浮いていたくせに!
こんのおじさん学生!」
その言葉に酷くクラトスが打ちのめされた事も言っておこう。
「あと1年しか一緒に通えないのに。酷いよ。」
ジーニアスがボロボロと涙を溢し始める。
「リカルドと一緒の思い出欲しかったのに。」
卒業アルバムの一枚に居ない自分。
皆いるのに。
「クラトスさんのばかぁ…年寄りぃ…。
更年期…ロリコン…。」
思いつく限りの悪態を並べる。
「変態すけべエロオヤジ…。
むっつりすけべぇにゴキブリ男。
ストーカー…。」
ブツブツとジーニアスがつぶやき始める。
とことん恨みを買ってしまったクラトスに少しだけ同情しながらジーニアスをだきよせてキスをする。
「はいはい。
カラオケは明日行こうな。
今日位お前を独占させてくれ。」
そう耳元で囁けばジーニアスが真っ赤になりながらも身を寄せてくる。
「電話とメールはしたけどやっぱり実物だな。」
ぎゅっと抱きしめるといい匂いがした。
その匂いが好きで仕方がない。
「寂しかった?」
「それはもう。
俺も…一緒の授業楽しみにしていたから。」
初日、ジーニアスの姿がなかった。
コレットからロイドを経由して聞いた伝言。
仕事入ったの。ごめん。と。
前日から嬉しそうに楽しみだねと繰り返していた。
どんだけ楽しみにしていたのか。
「ごめん…か。」
そうつぶやき授業に集中したかったがどうも駄目で、自分もどれだけジーニアスと一緒に受ける授業を無自覚のうちに楽しみにしていたのか分かった。
2回目はジーニアスがいて、目が会うだけでやたらと嬉しい気持ちでいっぱいで、普通の女学生だった。
友達ときゃいきゃい楽しそうに会話したり、
皆と並んで歌っている姿がなんか初々しい印象で不思議な感じがした。
あ。ジーニアスも同じ学生なんだ。と。
ずっと眺めていたかったが駄目で、着信を伝える携帯電話に出たジーニアスが泣きそうな顔を一瞬して教室から出て行った。
ちらっと自分に視線を向けて。
目があってジーニアスが悲しそうに伏せて自分を振りきるように。
それからジーニアスは忙しく、学校もままらならいまま文化祭も参加出来ないで終わった。
確かに悲し過ぎる。
「俺だって寂しかったんだ。
合コンさぼろうかなって思った位だぞ?」
「えーそれは駄目。」
ジーニアスが言う。
「後で配られるDVDにリカルド居ないと見ないもん。」
「お前なぁ…。」
相変わらずの自分マニアっぷりに安心しつつもう少し自粛して欲しいと願いながら
「お前が写ってないのに俺も興味ないな。」
お前の一ファンとしても恋人としても。
「どーすっかなぁ…。
明日、何処のカラオケに行こうか?」
満足そうにジーニアスを抱っこしたまま、リカルドが言う。
「ん~何処でもいいよ。
あ。コレットとかロイド誘って行こうよ。
合唱出来るよ。」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「カラオケで合唱かよ。」
リカルドが苦笑を浮かべながらため息ひとつ。
「ジーニアスがそうしたいならいいよ。
誘って行こう。」
そう返事を返してロイドにメールを送るため携帯を開いた。
☆☆☆☆☆☆
いきなり思いついたから。
ゲロ甘で。
拍手返事
→ジニ総受け裏小説~
メンバー7名×ジーニアス…。
なんか、大変ですね!
ロイゼロクラはなんとかなりそうですが、会長がなぁ…。
コレプレしいも大丈夫ですね!超攻めでしたね!(…
ネタの神様が降臨したら…という事で。(土下座
いやね。えろは読むの好きだが書けない。
アイタタター。
本当は木曜日書き上げていて、昨日あげようと思っていたが、携帯忘れたから今日あげる。(笑)
夜にもう一つあげたいです。
携帯サイト使いにくいから引越ししたいたなぁ…。
「カラオケ行こう。」
そう、仕事から帰ってきたジーニアスが言う。
「お前…今帰ってきたばっかりだろ?」
土産のド派手なアロハシャツを眺めていたリカルドが言う。
「行きたいの。」
「荷物片付けないでか?」
でかいトランク。
まだ片付け始めたばっかりで衣類やら小物やらお土産であふれかえっている。
長い海外での撮影。
少し日に焼けた顔。
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「やだ。今がいい。」
「…」
珍しいジーニアスのだだ。
普段言っているのは冗談混じりのかまって欲しいだけの会話。
大抵、自分が言えば収まり、じゃあ代わりに一緒にテレビ見るだとか、寝るだとかで済む。
今回もそうなるだろうと思ったが、違うみたいで、
今からカラオケに行くとの一点張り。
「なんでそこまでカラオケにこだわるんだ?
仕事で散々歌っただろう?」
南国の蒼い世界での撮影。
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それを密かに楽しみにしつつ言う。
「だぁって…。
僕、いなかったんだもん。」
ジーニアスがすねたような顔で言う。
「いなかったってまさか合コンか?」
合唱コンクール。
通称合コン。
まぁ、男女出会いの場ではあるが。
そちらの合コンと取っても良いだろう。
普段わかれている男女高で唯一共同で行われる行事である。
まぁ、文化祭の一貫であるが。
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「折角リカルドと同じだったのに。」
それがだだをこねる理由。
普段、ジーニアスとリカルドは全く会わない。
いや、会えない環境である。
会ったとしても他人のフリ。
本当は一緒にいたいのに自分の有名人という肩書きのせいでそうはいかず、
コレットとロイドを通じてやっと連絡がとれると言う感じである。
だからジーニアスは楽しみにしていた。
丸々一時間以上リカルドと一緒の空間にいられる。
簡単な会話位しても良いだろう。
パート練習という理由を付けてお話が出来る。
すごく楽しみだったが、忙しい人気アイドルにそんな学園生活を送るのは無理だった。
練習初日。
先輩アイドルが急病で倒れてしまい、急遽ジーニアスが代行として某お昼の生放送番組へ。
4時間目の始まりにかかってきたマネージャークラトスからの電話に泣きそうになりながらコレットにこっそり伝言伝えて泣く泣く仕事へと向かい、初日は会えなかった。
2回目の合同練習。
いられたのはたったの15分でまた急な仕事が入り、仕事。
そして残りも仕事でなくなり、
本番はPV撮影の為に長期海外出張でなくなった。
ここまで不幸が続いたのだ。
流石にジーニアスも精神的に参ってしまい、撮影中に突然大泣きしてしまって周囲を慌てさせた。
もう、こんな仕事やめてやる!と。
まぁ、撮影は無事終わり、お土産買って帰国したのだが、リカルドと一緒にうたいたかった。
皆と一緒に歌いたかった。
どうしても。
皆で歌うという経験がなくてどうしてもやってみたかったが、仕事の都合。
日にちをずらしてと前もって頼んだがそんなくだらない事で沢山のスタッフに迷惑かけるなと言われた。
すごく悲しくて冷たく言った張本人であるクラトスにトマトをなきわめきながら投げつけたのはきっと正確。
余談だが、その時ジーニアスが
「だから若年寄りとかおじさんとか言われるんだ!
クラスで絶対浮いていたくせに!
こんのおじさん学生!」
その言葉に酷くクラトスが打ちのめされた事も言っておこう。
「あと1年しか一緒に通えないのに。酷いよ。」
ジーニアスがボロボロと涙を溢し始める。
「リカルドと一緒の思い出欲しかったのに。」
卒業アルバムの一枚に居ない自分。
皆いるのに。
「クラトスさんのばかぁ…年寄りぃ…。
更年期…ロリコン…。」
思いつく限りの悪態を並べる。
「変態すけべエロオヤジ…。
むっつりすけべぇにゴキブリ男。
ストーカー…。」
ブツブツとジーニアスがつぶやき始める。
とことん恨みを買ってしまったクラトスに少しだけ同情しながらジーニアスをだきよせてキスをする。
「はいはい。
カラオケは明日行こうな。
今日位お前を独占させてくれ。」
そう耳元で囁けばジーニアスが真っ赤になりながらも身を寄せてくる。
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ぎゅっと抱きしめるといい匂いがした。
その匂いが好きで仕方がない。
「寂しかった?」
「それはもう。
俺も…一緒の授業楽しみにしていたから。」
初日、ジーニアスの姿がなかった。
コレットからロイドを経由して聞いた伝言。
仕事入ったの。ごめん。と。
前日から嬉しそうに楽しみだねと繰り返していた。
どんだけ楽しみにしていたのか。
「ごめん…か。」
そうつぶやき授業に集中したかったがどうも駄目で、自分もどれだけジーニアスと一緒に受ける授業を無自覚のうちに楽しみにしていたのか分かった。
2回目はジーニアスがいて、目が会うだけでやたらと嬉しい気持ちでいっぱいで、普通の女学生だった。
友達ときゃいきゃい楽しそうに会話したり、
皆と並んで歌っている姿がなんか初々しい印象で不思議な感じがした。
あ。ジーニアスも同じ学生なんだ。と。
ずっと眺めていたかったが駄目で、着信を伝える携帯電話に出たジーニアスが泣きそうな顔を一瞬して教室から出て行った。
ちらっと自分に視線を向けて。
目があってジーニアスが悲しそうに伏せて自分を振りきるように。
それからジーニアスは忙しく、学校もままらならいまま文化祭も参加出来ないで終わった。
確かに悲し過ぎる。
「俺だって寂しかったんだ。
合コンさぼろうかなって思った位だぞ?」
「えーそれは駄目。」
ジーニアスが言う。
「後で配られるDVDにリカルド居ないと見ないもん。」
「お前なぁ…。」
相変わらずの自分マニアっぷりに安心しつつもう少し自粛して欲しいと願いながら
「お前が写ってないのに俺も興味ないな。」
お前の一ファンとしても恋人としても。
「どーすっかなぁ…。
明日、何処のカラオケに行こうか?」
満足そうにジーニアスを抱っこしたまま、リカルドが言う。
「ん~何処でもいいよ。
あ。コレットとかロイド誘って行こうよ。
合唱出来るよ。」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「カラオケで合唱かよ。」
リカルドが苦笑を浮かべながらため息ひとつ。
「ジーニアスがそうしたいならいいよ。
誘って行こう。」
そう返事を返してロイドにメールを送るため携帯を開いた。
☆☆☆☆☆☆
いきなり思いついたから。
ゲロ甘で。
拍手返事
→ジニ総受け裏小説~
メンバー7名×ジーニアス…。
なんか、大変ですね!
ロイゼロクラはなんとかなりそうですが、会長がなぁ…。
コレプレしいも大丈夫ですね!超攻めでしたね!(…
ネタの神様が降臨したら…という事で。(土下座
いやね。えろは読むの好きだが書けない。
アイタタター。
本当は木曜日書き上げていて、昨日あげようと思っていたが、携帯忘れたから今日あげる。(笑)
夜にもう一つあげたいです。
携帯サイト使いにくいから引越ししたいたなぁ…。
PR
「はじめまして。
エルクさんの最愛の旦那アレクです。」
「それはそれは。
こちらこそはじめまして。
エルクの永遠の恋人アークです。」
その笑顔の裏に黒いものを背負いながら二人の男の戦いのコングは鳴ったのだ。
+炎の憂鬱
エッダという特殊なハンターの手により、実体化した伝説の偉人3人。
最初は炎の民の末裔であり、伝説のハンターエルクのみだったがあれこれ依頼をこなしてゆくウチにカードを手に入れた。
最初はエルクとのコミュニケーションとるだけで精一杯だったが、ハンターとしてそれなりの成果を上げてくると形の良い眉をひそめることなく、心なしか気楽に接してくれるようになった。
可愛い容姿の割には口が悪く、失敗すると冷ややかな視線を何度もいただき、彼女がさくっと自分の尻拭いをなんだかんだ言いながらしてくれたが。
そして何故かヘモと仲が良く、あそんでいた。
適度に余裕ができ、新しい戦力にと新しくカードを2枚実体化させた。
そのカードが…。
伝説の勇者アーク。
そしてエルクと同じくレジェンドハンターアレクである。
二人を連れてヘモとエルクに顔あわせをと向かう。
見たことのない世界に二人共興味深げに言葉を交しながら周囲をみわたしている。
宿の前でエルクに遊んでもらっているヘモを見つけ、
「ヘモ!エルク!」
そう声をかけると二人の足が止まり、顔を上げたエルクが硬直した。
だっこしていたヘモをそっと降ろす。
アメジストの瞳に写る人物。
「?エルク?どうした?」
ヘモがエルクを見上げる。
「あ…!」
エルクが泣きそうな表情になり、走って、
見事な飛び膝蹴りをアレクにかました。
たっぷりと助走したぶん、威力はあり、避ける隙もなく、アレクが地面へところげまわる。
つかさずエルクがアレクに馬乗りし、
痛む顎を押さえて悶絶しているアレクの胸ぐらを掴み揺さぶる。
「こんの馬鹿っ!
俺を一人にしやがって!」
「す…すいませんエルクさ…!」
めこっと痛そうなエルボーがアレクの腹に入る。
痛そう…とエッダがもらす。
ヘモが顔を覆って見ないようしている。
これが、修羅場。
なのかもしれない。
「先に死なないって言っただろ!?
なんでなんで…。」
ぼろぼろと大粒の涙がアレクの顔を濡らす。
「…ごめん。エルク。」
先ほどの声とは違う低い声。
ゆっくりとエルクの頬をなで、ぎゅっと抱きしめる。
「ごめん。」
しがみついてきた愛しい人。
耳元でもう一度謝ると首をゆるゆると左右に振り、
「わかってたから。
ごめん。やつあたりした。」
そう謝罪して名残おしそうに離れた。
一応、街の中である。
それなりの状況をはっと思い出し、苦笑を浮かべて立ち上がる。
「あーわりぃなエッダ。ヘモ。驚かせて。」
エルクが言う。
「いえ。知り合いでしたか。」
エッダが目を見開いて言う。
「まぁ…な。」
「僕達、夫婦だったんです。」
アレクが照れながら言う。
「なんか、僕の知らないエルクさんですね。」
「まーな。外見が15だしな。」
緑と黄と赤の組み合わせ。
「僕が知っているのは夕焼け色のエルクさんですから。」
長い淡い夕焼け色の長いマント。
それが凄くかっこよくて綺麗で憧れた。
「んーそうだな。」
「でも、今の姿も可愛いです。」
アレクがにっこりと微笑を浮かべて言う。
「アレクは…良く知っているアレクだからなんか安心するな。」
エルクが苦笑する。
「でも、エルクさんが15歳の姿で良かったですよ。
結婚した時とかだと流石にさっきの蹴りでまた死ぬ所だった。」
アレクがまだヒリヒリする顎をさする。
「あ…ごめん。」
エルクが素直に謝る。
「いえ。エルクさんを置いて逝ってしまった僕も悪いですから。」
「うん。悪い。」
エルクが即答する。
その返事にアレクが苦笑を浮かべた時だった。
「エルーク。俺は無視なのか?
このまま放置プレイか?」
のしっと出ました勇者様。
「お。裏切り1号のアーク。
久しぶりだな。」
エルクが軽くアークに言う。
「散々言って置いて勝手に死にやがって畜生。」
エルクが唇を尖らせる。
「どうして俺にいいよってくるのは早死にするんだよ。」
「返す言葉がないですね。」
アレクが苦笑を浮かべる。
きっと、生前、散々尻にひかれていたのであろう。
頭があがらないのだ。
「それで、なんで俺達こうして存在しているんだ?」
アークが話を変える。
正直、置いて逝った自分が悪いというか仕方がないというか。
自分が居なくても幸せになったエルク。それは嬉しいけど面白くない。
勝目のない事だとわかっているが、邪魔したくなる。
「俺も…いまいち良く分からないんだけど、俺達の時代から3000年か?それくらいたった時代みたいなんだ。」
「3000年も?!」
アレクが目を見開く。
アークも思考が追いつかないらしく困惑した表情になる。
「俺だってもう2週間はいるんだけど…わかんねぇ。」
俺、馬鹿だしとエルクが繋げる。
「エルクは馬鹿じゃないよ。
俺もわからない。
俺は確かにあの時、暗黒の支配者に飲み込まれ、永遠の死のない世界にいたのに。」
アークが苦笑を浮かべながら自分の手を見る。
きちんと血肉の通った人の身体。
「俺は本当にアークなのかな?」
自分達は死んだ。
そう。死んだのだ。
だけどこうして3000年以上の時を得てこうして再会している。
記憶もある。
正直、この展開で喜んでいいのか悪いのかすら分からない。
「でも、俺は俺。
アレクはアレク。
そして。アークはアーク。だろ?」
エルクが二人の顔を見て。
「それだけでいいんじゃないか?また会えた。
俺は少なくとも嬉しい。」
そう笑顔で言われたら何も言い返せなくてやっぱり心底彼女に惚れているのだと再確認してしまう。
「そうですね。
僕もエルクさんにまた会えて嬉しいです。」
「俺もだ。
またエルクと一緒にいられる。」
アレクにアークが同意する。
「なら。それで良し。」
エルクが柔らかい笑みを浮かべる。
あの母親特有の見守る柔らかい笑み。
それを見て、
ああ。彼女はちゃんとした良い母親をしていたんだとアークは思った。
自分の知らない笑み。
少し寂しさを覚える。
「エルク。」
ヘモがエルクのポンチョを引っ張る。
「コイツがいつも言ってた旦那か?」
アレクを指差しヘモが言う。
「いつも?」
アレクがエルクを見る。
「あーあーあー!
お…おまえらまだこの街見ていないよな!?
エッダに案内してもらえ。
俺はヘモと遊んでくるっ!」
そう言うなりヘモを抱えてエルクが走り出す。
「広場にいるからな!
一緒に昼飯食べようぜ!」
そう言い残して。
「だそうです。
えっと…アークさん?
アレクさん?」
エッダが振り向くと伝説2名は睨みあっていた。
「君がエルクの旦那か。
どんな汚い手を使ったのかわからないが、今回は負けないよ。」
「貴方がエルクさんを置いていった勇者様ですか。
汚い手だなんて酷いですよ。
僕は僕なりの方法で選んで貰ったのですから。」
にこにこにこにこ。
この時、新米ハンターエッダはとんでもない人物2名を呼び出してしまった事に気が付いたのだった。
++++
なんか、続くみたいだよ!
こちこち地味に打ち込んでいました。
正直、思いっきりで打ち込みしたので、続きかくのかどうか微妙。
すいません。
アークやるなら本館だなぁ…
コンテンツふやしたいなっと♪
お仕事週始めいきなりの12時過ぎ帰宅でいやんになります☆
時間詐称したいけど寝ます。
どうせ今日かかないよ。
もう。(まて
さてと。今週中に田舎娘仕上げたいです。
がんばるぞー!
エルクさんの最愛の旦那アレクです。」
「それはそれは。
こちらこそはじめまして。
エルクの永遠の恋人アークです。」
その笑顔の裏に黒いものを背負いながら二人の男の戦いのコングは鳴ったのだ。
+炎の憂鬱
エッダという特殊なハンターの手により、実体化した伝説の偉人3人。
最初は炎の民の末裔であり、伝説のハンターエルクのみだったがあれこれ依頼をこなしてゆくウチにカードを手に入れた。
最初はエルクとのコミュニケーションとるだけで精一杯だったが、ハンターとしてそれなりの成果を上げてくると形の良い眉をひそめることなく、心なしか気楽に接してくれるようになった。
可愛い容姿の割には口が悪く、失敗すると冷ややかな視線を何度もいただき、彼女がさくっと自分の尻拭いをなんだかんだ言いながらしてくれたが。
そして何故かヘモと仲が良く、あそんでいた。
適度に余裕ができ、新しい戦力にと新しくカードを2枚実体化させた。
そのカードが…。
伝説の勇者アーク。
そしてエルクと同じくレジェンドハンターアレクである。
二人を連れてヘモとエルクに顔あわせをと向かう。
見たことのない世界に二人共興味深げに言葉を交しながら周囲をみわたしている。
宿の前でエルクに遊んでもらっているヘモを見つけ、
「ヘモ!エルク!」
そう声をかけると二人の足が止まり、顔を上げたエルクが硬直した。
だっこしていたヘモをそっと降ろす。
アメジストの瞳に写る人物。
「?エルク?どうした?」
ヘモがエルクを見上げる。
「あ…!」
エルクが泣きそうな表情になり、走って、
見事な飛び膝蹴りをアレクにかました。
たっぷりと助走したぶん、威力はあり、避ける隙もなく、アレクが地面へところげまわる。
つかさずエルクがアレクに馬乗りし、
痛む顎を押さえて悶絶しているアレクの胸ぐらを掴み揺さぶる。
「こんの馬鹿っ!
俺を一人にしやがって!」
「す…すいませんエルクさ…!」
めこっと痛そうなエルボーがアレクの腹に入る。
痛そう…とエッダがもらす。
ヘモが顔を覆って見ないようしている。
これが、修羅場。
なのかもしれない。
「先に死なないって言っただろ!?
なんでなんで…。」
ぼろぼろと大粒の涙がアレクの顔を濡らす。
「…ごめん。エルク。」
先ほどの声とは違う低い声。
ゆっくりとエルクの頬をなで、ぎゅっと抱きしめる。
「ごめん。」
しがみついてきた愛しい人。
耳元でもう一度謝ると首をゆるゆると左右に振り、
「わかってたから。
ごめん。やつあたりした。」
そう謝罪して名残おしそうに離れた。
一応、街の中である。
それなりの状況をはっと思い出し、苦笑を浮かべて立ち上がる。
「あーわりぃなエッダ。ヘモ。驚かせて。」
エルクが言う。
「いえ。知り合いでしたか。」
エッダが目を見開いて言う。
「まぁ…な。」
「僕達、夫婦だったんです。」
アレクが照れながら言う。
「なんか、僕の知らないエルクさんですね。」
「まーな。外見が15だしな。」
緑と黄と赤の組み合わせ。
「僕が知っているのは夕焼け色のエルクさんですから。」
長い淡い夕焼け色の長いマント。
それが凄くかっこよくて綺麗で憧れた。
「んーそうだな。」
「でも、今の姿も可愛いです。」
アレクがにっこりと微笑を浮かべて言う。
「アレクは…良く知っているアレクだからなんか安心するな。」
エルクが苦笑する。
「でも、エルクさんが15歳の姿で良かったですよ。
結婚した時とかだと流石にさっきの蹴りでまた死ぬ所だった。」
アレクがまだヒリヒリする顎をさする。
「あ…ごめん。」
エルクが素直に謝る。
「いえ。エルクさんを置いて逝ってしまった僕も悪いですから。」
「うん。悪い。」
エルクが即答する。
その返事にアレクが苦笑を浮かべた時だった。
「エルーク。俺は無視なのか?
このまま放置プレイか?」
のしっと出ました勇者様。
「お。裏切り1号のアーク。
久しぶりだな。」
エルクが軽くアークに言う。
「散々言って置いて勝手に死にやがって畜生。」
エルクが唇を尖らせる。
「どうして俺にいいよってくるのは早死にするんだよ。」
「返す言葉がないですね。」
アレクが苦笑を浮かべる。
きっと、生前、散々尻にひかれていたのであろう。
頭があがらないのだ。
「それで、なんで俺達こうして存在しているんだ?」
アークが話を変える。
正直、置いて逝った自分が悪いというか仕方がないというか。
自分が居なくても幸せになったエルク。それは嬉しいけど面白くない。
勝目のない事だとわかっているが、邪魔したくなる。
「俺も…いまいち良く分からないんだけど、俺達の時代から3000年か?それくらいたった時代みたいなんだ。」
「3000年も?!」
アレクが目を見開く。
アークも思考が追いつかないらしく困惑した表情になる。
「俺だってもう2週間はいるんだけど…わかんねぇ。」
俺、馬鹿だしとエルクが繋げる。
「エルクは馬鹿じゃないよ。
俺もわからない。
俺は確かにあの時、暗黒の支配者に飲み込まれ、永遠の死のない世界にいたのに。」
アークが苦笑を浮かべながら自分の手を見る。
きちんと血肉の通った人の身体。
「俺は本当にアークなのかな?」
自分達は死んだ。
そう。死んだのだ。
だけどこうして3000年以上の時を得てこうして再会している。
記憶もある。
正直、この展開で喜んでいいのか悪いのかすら分からない。
「でも、俺は俺。
アレクはアレク。
そして。アークはアーク。だろ?」
エルクが二人の顔を見て。
「それだけでいいんじゃないか?また会えた。
俺は少なくとも嬉しい。」
そう笑顔で言われたら何も言い返せなくてやっぱり心底彼女に惚れているのだと再確認してしまう。
「そうですね。
僕もエルクさんにまた会えて嬉しいです。」
「俺もだ。
またエルクと一緒にいられる。」
アレクにアークが同意する。
「なら。それで良し。」
エルクが柔らかい笑みを浮かべる。
あの母親特有の見守る柔らかい笑み。
それを見て、
ああ。彼女はちゃんとした良い母親をしていたんだとアークは思った。
自分の知らない笑み。
少し寂しさを覚える。
「エルク。」
ヘモがエルクのポンチョを引っ張る。
「コイツがいつも言ってた旦那か?」
アレクを指差しヘモが言う。
「いつも?」
アレクがエルクを見る。
「あーあーあー!
お…おまえらまだこの街見ていないよな!?
エッダに案内してもらえ。
俺はヘモと遊んでくるっ!」
そう言うなりヘモを抱えてエルクが走り出す。
「広場にいるからな!
一緒に昼飯食べようぜ!」
そう言い残して。
「だそうです。
えっと…アークさん?
アレクさん?」
エッダが振り向くと伝説2名は睨みあっていた。
「君がエルクの旦那か。
どんな汚い手を使ったのかわからないが、今回は負けないよ。」
「貴方がエルクさんを置いていった勇者様ですか。
汚い手だなんて酷いですよ。
僕は僕なりの方法で選んで貰ったのですから。」
にこにこにこにこ。
この時、新米ハンターエッダはとんでもない人物2名を呼び出してしまった事に気が付いたのだった。
++++
なんか、続くみたいだよ!
こちこち地味に打ち込んでいました。
正直、思いっきりで打ち込みしたので、続きかくのかどうか微妙。
すいません。
アークやるなら本館だなぁ…
コンテンツふやしたいなっと♪
お仕事週始めいきなりの12時過ぎ帰宅でいやんになります☆
時間詐称したいけど寝ます。
どうせ今日かかないよ。
もう。(まて
さてと。今週中に田舎娘仕上げたいです。
がんばるぞー!
拍手返事いきます。
24日→ジニ受け裏希望
のおかた。
書きたいですよ!
でも、最近ネタが…。
降臨するまでお時間ください。
てか、明日から仕事がごたごたします。
また、ブログ更新が主になりそうです。
小説もりもり書きそうです。
つーか、田舎娘かかなきゃ。
アレエルも途中なのはあるんだけどネ。
えろしょうせつも考えておくよ。
ん~読むのは好きだが書くの苦手なんだよな。
…過去ブログ小説まとめたいなぁ…。
去年分だけでもっ!
と思っているが、時間がなぁ…。へちょ。
昨日焼いたガトーショコラ。
やけに白いのがあたしのです。
砂糖かけすぎ(笑)
いや、美味しかったです
ナエトルさん。
見事に大きさバラバラ。
あー今日アークできなかった。
野球のバカヤロー!
おまえら平日暇人なんやらかどっかに消えろ!
そのまま消滅してしまえ!
結!滅!(なんか違う
てか、3時間あればエルクに会えたのに!
ばかぁぁぁー!
あたしの永遠の憧れの旦那ー!!
会いたいよぉ…えぐえぐ。
運命2はナナリー仲間になりました。
今は飛行船探しです。
あと3つ封印探さなきゃ…!
ジューダス様が防御低くていやんになる。
そうか…貴様はクロエ属性か…。
※防御低いくせに前衛。
すぐ死ぬので基本死体役。回復しない。
つかえないな!チッ!
24日→ジニ受け裏希望
のおかた。
書きたいですよ!
でも、最近ネタが…。
降臨するまでお時間ください。
てか、明日から仕事がごたごたします。
また、ブログ更新が主になりそうです。
小説もりもり書きそうです。
つーか、田舎娘かかなきゃ。
アレエルも途中なのはあるんだけどネ。
えろしょうせつも考えておくよ。
ん~読むのは好きだが書くの苦手なんだよな。
…過去ブログ小説まとめたいなぁ…。
去年分だけでもっ!
と思っているが、時間がなぁ…。へちょ。
昨日焼いたガトーショコラ。
やけに白いのがあたしのです。
砂糖かけすぎ(笑)
いや、美味しかったです
ナエトルさん。
見事に大きさバラバラ。
あー今日アークできなかった。
野球のバカヤロー!
おまえら平日暇人なんやらかどっかに消えろ!
そのまま消滅してしまえ!
結!滅!(なんか違う
てか、3時間あればエルクに会えたのに!
ばかぁぁぁー!
あたしの永遠の憧れの旦那ー!!
会いたいよぉ…えぐえぐ。
運命2はナナリー仲間になりました。
今は飛行船探しです。
あと3つ封印探さなきゃ…!
ジューダス様が防御低くていやんになる。
そうか…貴様はクロエ属性か…。
※防御低いくせに前衛。
すぐ死ぬので基本死体役。回復しない。
つかえないな!チッ!