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つっこみ自由などうしようもない女のブログ。 現在のホットな話題は【モンハンF】デス。 あとはジニたんとジニたんとジニたん。 レミオロメンも大好きで追っかけですvV お気にはOKですが、なんかのリンクツールはアウトです。そこらへん。よろしく。
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プロフィール
HN:
水草蓮
性別:
女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
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「クラトスさん。
クラトスさん。」
ジーニアスがパタパタとクラトスに駆け寄る。
「どうした?」
今夜のご飯はクリームシチューにしようと玉ねぎをつかんでからジーニアスをみる。
「あのね。
えんこーって何?」
きらきらとした視線と合わない言葉。
玉ねぎがどさどさっと落ちる。
「クラトスさん?」
ジーニアスが硬直したクラトスをつつく。
「…いやな。
晩飯はクリームシチューだ。」
そうなんでかクラトスが言い、玉ねぎを拾う。
「人参さ。
少し小さく切ってね。」
玉ねぎ拾いを手伝いながらジーニアスがぼそっと言う。
「最善の努力はする。」
「うん。よろしくね。」
玉ねぎを拾い終わり、最後の一つをクラトスに渡し、
「んでさ。えんこーって何?」
クラトスはまた玉ねぎを拾わないといけなくなった。



「えんこー。
援助交際。お金とか貰うかわりにえっちな事をすること。」
ジーニアスがノートに書く。
それを横目で見ながらクラトスがため息つく。
玉ねぎ目に染みても涙こらえて。
「で。いきなりどうしたんだ?」
「何が?」
ジーニアスがクラトスを見る。
「いきなり援助交際など…。」
頑張って刻んだ玉ねぎを飴色になるまで炒める。
次にジーニアスのリクエスト通り小さめに切った人参を加え、じゃがいも・鶏肉を加え、水を入れる。
臭み消しのローリエを加えて暫く煮込む。
「ん~お買い物していたら聞いてね。
気になってさ。」
「…そうか。」
ジーニアスはなんにでも興味を持つ。
言葉を始め、物や人などにも。
まぁ、知識吸収が趣味みたいなモノだから仕方がないのであろう。
「んでさ。クラトスさん。」
ノートを閉じたジーニアスがクラトスを見る。
「なんだ?」
鍋の中をかきまわして、様子をみる。
あと少し煮えたらルーを入れよう。
「クラトスさんだったら僕をいくらで買う?」
かちゃんとお玉が落ちる。
「ジジジジ…ジーニアスさん?」
それは自分がジーニアスの事を好きと知っての質問なのか?
いやね。返事は貰ってないけどサ。
こうしたささやかな一緒の時間でさえ嬉しいのに。
そんな質問されたら我慢していたのが出てきそうで。
決壊崩壊萌漏。
「ねぇ。いくらで買ってくれるの?」
ジーニアスが(何故か敬老の日にくれた可愛い猫)のエプロンの裾を引っ張る。
くりっとした大きめの蒼の瞳で、じっと見上げてくる。
そ…そんな可愛い感じで碑猥な質問するなっ!
超萌えるじゃないか!
とか思いながらだらだらと冷や汗やあれこれ垂れ流して黙っていると、
「なんだ。僕は価値ないのか。」
ジーニアスががっかりした声をあげる。
「そっか。そんなモンなのか。
クラトスさんが僕に対する好意のレベル。」
ふーんと言った感じでジーニアスが離れる。
はっもしかして、クラトス試されていたの?!
そう感じ、どっかに(多分アホ神子に同じ質問をするのであろう。
アホ神子ならとんでもない金額を提示し、なおかつ本気で買う恐れがあるじゃないか!)行こうとするジーニアスに慌てて声をかける。
「違う。私の中でジーニアスは価値がつけられないほど大切なんだ!」
その言葉にジーニアスが足を止めて、
「本当?」
と小さく言う。
「ああ。
お前に…値段なんかつけられない。
世界で一番高価…と言うのが正しいだろう。」
大袈裟な言葉は本心。
価値のつけられない大切な人。
「ふーん。
そっか。そーなんだ。」
ジーニアスが嬉しそうに笑ってクラトスを見る。
「良かった。
クラトスさんに好きになって貰えて。」
にこにこにこ。
どういう意味だ…と聞こうとして開きかけた口に柔らかい感触。
それがゆっくり離れて。
「姉さんがえっちは最低でも16になったらだってさ。」
そう肩をすくめて笑う。
「そうか…。
お前が大切すぎて一生出来なさそうだ。」
クラトスが笑みを浮かべながらジーニアスを抱き上げる。
「そーゆーのをへたれって言うんだよね?」
楽しそうにジーニアスが笑う。
「へたれでも構わん。
どうしようもないほど大切なんだ。」
「うん。そっか。」
ジーニアスが何処か納得したように返事を返して、
「あとでアホ神子フってこなきゃ。」
「メテオ詠唱してAボタンにセットしておけよ。」
「はーい。」
そう元気に返事をしてクラトスにしがみつく。

そしてなんでかその場で回った。
それはもう。
笑いながらくるくるぎゅんぎゅんと。
それをたまたま目撃したアホ神子さんは、
「はっ!もしかして、新しいUアタックか?!」
とアホな事を思ったとか思わなかったとか。
まぁ、アホ神子なんで、知らない顔しておきましょう。






ゼロスの扱いが酷い小話だな(笑)
いつもより扱いがマシだけどな!(…
ゼロジニ?んんっ?
馬鹿くさいクラジニ書けて満足。
微妙な続編があるとかないとか。









ゼロスは楽しみにしていた。
クラトスとジーニアスの新しいUアタックを。
あの猛特訓の成果はいつでるのだろうか?
今か今かと待ち構えていたが、なかなか発動させない。
ロックナントカはやるが。
いつ、けん玉アタック(ゼロス様命名。ナイス俺様。)をしてくれるのだろうか?
けん玉アタックの前に魔物に入刀しそうである。
頼むからケーキに入刀してくれ。
いつまでたっても見せてくれない二人に文句言いたくなって、
「あのさ~いつ、けん玉アタック使うの?」
そう言うと、
「なにそれ?」
「なんだそれは?」
とダブルで聞き返された。
「え゛…またまたぁ~。
出し惜しみするなよ。」
ゼロスが言う。
「だから、なにそれ?」
ジーニアスがめんどくさそうに言う。
「…お前らこの前、台所でぎゅんぎゅん回っていたじゃんか。
いち、クラトスががきんちょを抱き上げる。
に、クラトスががきんちょと一緒に回転する。
さん、砲丸投げの原理でがきんちょを投げる。
ご、棘付きけん玉でがきんちょが魔物にアタックする。
でないの?」
ゼロスの丁寧な解説に呆然としながら、
「プレセア。
ゼロスがジャイアントスイングして欲しいみたい。」
とジーニアス。
「ああ。私からも頼めないか?」
とクラトス。
「ジーニアスのお願いなので全力を尽します。」
プレセアが肩をぐるんと回してゼロスを捕獲する。
「ちょ!俺様そんな事一言も言ってな…!
ぎゃぁぁぁー!」



ゼロスはおほしさまになりました☆

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