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プロフィール
HN:
水草蓮
性別:
女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
「主。ひとつ、尋ねても良いか?」
「ああ。どうした?」
読んでいた本に栞を挟み、視線をオリジンへと向ける。
「主は…私が…ヒトになりたいと言ったら…どうする?」
「お前がヒトか…世間知らずで、アーチェばりの困ったヤツになりそうだな。」
クラースが苦笑を浮かべて言う。
「私は真面目に聞いている!」
「はいはい。
そうだな…お前がヒトか。」
「どうなんだ?」
いつになく、余裕のない声。
「どうなんだ?と聞かれてもわからないな。」
帰ってきた返事は自分が期待していたモノとは全く違った。
「では…主は…私がヒトになっても。」
ゆっくり手を伸ばす。
触れたいのに駄目。
自分は精霊王なのだ。
たかが一人のヒトを欲しがり、愛したりすることは出来ない。
それでも。
「主は私を傍に居させてくれるか?」
精霊としての役目を失い、何も出来ない自分。
想像出来ない。
だけど。だけど。
ずっと一緒にいたいというのはただの我が侭か?
我が侭でもいい。
この主と同じ視線で。
同じ命で。
共に歩んでゆけたら。
ヒトの命は流れ星。
一瞬光って消える。
たっぷりと間があいて主が口を開く。
「まぁ。無知なお前を野放しには出来ないな。」
クラースが苦笑を浮かべてオリジンの手を取る。
「私はお前がお前だから契約を結んだ。
今更何に脅える?
精霊王オリジンよ。」
まっすぐな視線。
「…すまない。変な事を聞いた。」
ぎゅっとクラースを抱きしめる。
「まったくだ。精霊王が考える事はわからん。」
ため息混じりの声。
暖かい手がゆっくりと自分の頭を撫でてくれる。
その手の平の暖かさに安堵しながら思う。
この心地よさを知ってしまった。
二度と、他のヒトとは契約出来ないな。
それでもいい。
私は満足だ。
+オリジンとクラースさん…と言うことで。。。。
オリジンがへたれてます。
あは
「ああ。どうした?」
読んでいた本に栞を挟み、視線をオリジンへと向ける。
「主は…私が…ヒトになりたいと言ったら…どうする?」
「お前がヒトか…世間知らずで、アーチェばりの困ったヤツになりそうだな。」
クラースが苦笑を浮かべて言う。
「私は真面目に聞いている!」
「はいはい。
そうだな…お前がヒトか。」
「どうなんだ?」
いつになく、余裕のない声。
「どうなんだ?と聞かれてもわからないな。」
帰ってきた返事は自分が期待していたモノとは全く違った。
「では…主は…私がヒトになっても。」
ゆっくり手を伸ばす。
触れたいのに駄目。
自分は精霊王なのだ。
たかが一人のヒトを欲しがり、愛したりすることは出来ない。
それでも。
「主は私を傍に居させてくれるか?」
精霊としての役目を失い、何も出来ない自分。
想像出来ない。
だけど。だけど。
ずっと一緒にいたいというのはただの我が侭か?
我が侭でもいい。
この主と同じ視線で。
同じ命で。
共に歩んでゆけたら。
ヒトの命は流れ星。
一瞬光って消える。
たっぷりと間があいて主が口を開く。
「まぁ。無知なお前を野放しには出来ないな。」
クラースが苦笑を浮かべてオリジンの手を取る。
「私はお前がお前だから契約を結んだ。
今更何に脅える?
精霊王オリジンよ。」
まっすぐな視線。
「…すまない。変な事を聞いた。」
ぎゅっとクラースを抱きしめる。
「まったくだ。精霊王が考える事はわからん。」
ため息混じりの声。
暖かい手がゆっくりと自分の頭を撫でてくれる。
その手の平の暖かさに安堵しながら思う。
この心地よさを知ってしまった。
二度と、他のヒトとは契約出来ないな。
それでもいい。
私は満足だ。
+オリジンとクラースさん…と言うことで。。。。
オリジンがへたれてます。
あは
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