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プロフィール
HN:
水草蓮
性別:
女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
ジングルベル
ジングルベル
鈴が鳴る
♪プレゼント
「何やってんだ?」
家中が甘い匂いで満たされる。
「ケーキ焼いてるの。」
ジーニアスが嬉しそうに返事を返す。
「いや、そうじゃなくて。」
リカルドがテーブルの上に並べられた沢山のケーキの土台を見てため息つく。
「こんなに沢山…いらないだろ?
お前だって食べきれないだろうが。」
「僕一人で食べないもん。
ロイド達に持って行くの。」
ジーニアスがにっこりと笑う。
「クリスマスだからね。」
「…クリ…スマス?
なんだそれ。新しい魔法か?」
リカルドがきょとんとした顔でジーニアスを見る。
その返答にため息ひとつついて。
「こんなド田舎じゃしらないよね。
クリスマスって言うのは一般的に女神マーテルが産まれた日で、
それをお祝いするの。
まぁ、マーテルさんが産まれたつーのは嘘だけど。
んで、クリスマスになると家族や友達。
恋人とかと一緒にご馳走食べてケーキ食べて、プレゼント交換するの。」
「へー。そんな日があるんだな。」
リカルドがふむふむとうなずく。
「外はまだ知らない事だらけだな。
外の世界も見たいなぁ…。」
リカルドが何処か寂しそうな感じで呟く。
「行かなくて良いよ。」
ジーニアスが少し膨れながら言う。
たぽんと生クリームが鳴る。
「なんでだよ。」
むっとしたリカルドが言う。
「出ちゃ駄目。
リカルドは僕のなんだから!
外の世界の他の女なんかに渡さないもん!」
凄く身勝手な我が侭。
だけどそれだけ自分を好いてくれているという証拠。
「そうか…。」
凄く嬉しくて。
つい顔がにやけてしまう。
「なにさ。」
生クリームを絞り袋に移し、ケーキを飾ってゆく。
「いや、なんでもない。
俺も手伝うよ。暇だし。」
「わぁ珍しい。課題終わったの?」
ジーニアスが目を丸くする。
「お前な…俺がいつも課題におわれてるって思うなよ。」
「だって…いつもじゃん。
終んねー。間に合わねー。
なんでこんなに沢山出すんだよ!
無理だぁー!絶対!
師匠に殺される!!
とかさ。」
絞り袋をリカルドに渡ながらジーニアスがリカルドの真似を繰り返す。
「…そうだっけ?」
「うん。いつも。」
そっちのケーキ仕上げよとジーニアスが言う。
わかったと返事を返して考える。
なんでコイツが俺の事が好きなのかが分からない。
そんな理解不能な彼女に惚れた自分も。
『まー世の中そんなもんだよな。』
そう思いながら生クリームをケーキに絞った。
*******
「配ってくるね。」
レアバードにケーキを積み、ジーニアスが言う。
「マフラーしっかり巻けよ。」
そう声をかけてマフラーを首の後ろにむすんでやる。
でかいリボンがかけられた見たいでなんか笑える。
「うん。行ってきまーす!」
グリップを握り、空へ。
「うはぁ…あんなので飛べるんだもんな。
すげぇ。」
小さくなって流れ星のように消えた。
部屋に戻り、ふと思って書庫へ。
沢山の詰まれた本をがさがさとあさる。
ジーニアスが過去数回ここを片付けようとして生き埋めになっている。
ジーニアスでも手のつけられない書庫。
まぁ、なんとなく種類別にわかれていてそれとなく位置が分かる。
「お…あったあった。」
目的の本を見つけて背表紙に積もった埃を払う。
子供向けの絵本である。
簡単に説明すれば、24日と25日の境目に外の世界ではサンタクロースというお爺さんがいい子にしていた人間の子供にプレゼントを送る話である。
人間が人間の為に作ったお話。
馬鹿馬鹿しくって鼻で笑って放置した記憶がある。
ジーニアスが今日、クリスマスと言わなかったら絶対に思い出さなかっただろう。
「くだらない人間の習慣ねぇ…。」
ため息ひとつついてリカルドはその本を本の山に戻した。
くだらないと思うけど、嬉しそうにケーキを作るジーニアスの笑顔が浮かんだ。
「ったく…仕方がないな…。」
たまには人間の祭を体験してみるのも良いかも。
まず最初にクリスマスツリーというのを用意してみる。
庭に生えている手頃な木に飾りをつける。
「よっ!暇人リカルド兄ちゃん。
ジーニアス姉ちゃんは?
振られたの?」
「るせーなエラン。
ちったぁその口慎め。」
舌打ちして馴染みの子供を睨みつける。
「んで、何しているの?」
「木に飾り付けしてんだよ。
人間のお祭りを体験しようと思ってな。
お前手伝え。」
「えぇー!めんどくさいよ!」
エランが当たり前の反応をする。
「ジーニアスが喜ぶから。
ほれ。俺の言う通り魔法を使えよ。」
「姉ちゃんが喜ぶんだったらやる。
皆集めよっか?」
「気がきくな。
適当に集めてこい。
やって貰う仕事は沢山あるからな。」
わいわいと子供が集まる。
皆ジーニアスの教え子だ。
色紙を折り、マナを込める。
ふわりと浮かんでツリーの飾りとなる。
「なーリカルド。
これ、何処に飾る?」
「それは…反対側だな。
ぐるっと綺麗に飾ろう。」
子供達が何かをしていれば大人もなんだなんだと集まる。
「クリスマスやるんだって!人間のお祭りで、ジーニアス姉ちゃん喜ぶの!」
子供が嬉しそうに言えば大人も納得する。
短期間の間にジーニアスはエルフからの信頼を得ていた。
子供達をしっかりと教育し、導いてくれる先生として。
「だったら私達も手伝おう。」
大人も混ざってわいわいと準備は進む。
母親は料理を作り、子供はツリーを飾る。
父親は広い庭にテーブルや椅子を運び出す。
ゆっくりと時間は流れて夕焼けが辺りを包み込む。
「リカルドっ!姉ちゃん帰って来たよ!」
里の入り口を見張っていた子供がわたわたと戻ってくる。
「よし。いいかおまえら。
お前達の魔法に全部かかっているんだからな。」
子供達がこくりと頷く。
トントントンとジーニアスのブーツが小さな橋を渡る音が聞こえる。
「ただいまー遅くなっちゃった。
…あれ?リカルド?」
家を抜けてジーニアスが庭に顔を出す。
「「「せーのっ!」」」
子供達が一斉にマナを開放した。
「ッツ…!うわぁ…!」
ジーニアスが声を上げる。
巨大な木にいろとりどりの飾り。
きらきらと光って木の周囲を飛び跳ねる。
「凄い…綺麗…」
ジーニアスがため息を溢す。
「せーのっ!」
「「「姉ちゃんメリークリスマス!」」」
子供達が一斉にそう言ってわらわらとジーニアスにしがみつく。
「あ…ありがとう。」
満面の笑みを浮かべて嬉しそうに笑う。
大人達もメリークリスマスと挨拶を交わし、皆でわいわいし始める。
美味しい料理にお酒。
綺麗なツリーを眺めながら盛り上がる。
「ジーニアス姉ちゃん。」
「何?」
楽しんでいるエルフをにこにこと眺めていたジーニアスにエランが声をかける。
「これね。リカルドが考えたんだよ。
姉ちゃん喜ぶからって。」
「リカルドが?」
ジーニアスが目を丸くする。
「うん。」
エランが笑って言って友達の所へと走って行った。
「リッカルド。」
「あぁ…。ジーニアスか。
どうした?つまらなかったか?」
一人、離れて酒を飲んでいたリカルドの隣に腰を下ろす。
「ううん。すっごく楽しい。
ありがと。リカルドがしてくれたんでしょ?」
そう言うとリカルドがびっくりしたような表情になる。
「エランが教えてくれたの。
すっごく嬉しかった。」
やんわりとしたジーニアス特有の柔らかい微笑。
「ありがと。本当に。
世界で一番のクリスマスプレゼントだよ。」
その微笑にドキッとしてバクバクと鳴る心臓の音を聞こえないフリして
「そうか。よかった。」
そうそっけなく返事を返す。
「うん。」
にこにことジーニアスが笑う。
夜も更けてゆき、子供は親に手を引かれ、ジーニアスとリカルドに挨拶をして帰ってゆく。
人が完全にいなくなり、二人だけになった。
座ってツリーを眺めながら二人で黙って酒を飲む。
ただそれだけなのに凄く満たされて。
ぴったりとくっついてぼんやりとした時間を過ごす。
「あーあ。残念。
明日になったらツリーなくなっちゃうね。」
ジーニアスが凄く残念そうに言う。
「また来年やろうぜ。
里の皆も楽しかったみたいだし。
帰宅する皆の顔は満足気で、見ているこっちまで満足した。
「そうだね。来年もあるね!」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「そ。子供とかいて3人でやろうぜ。」
「え…。」
リカルドの言葉にジーニアスがくるっと視線を向ける。
「ほらよ。
渡しそびれる所だった。
高かったんだからな。」
ジーニアスの手に包みを押しつける。
「外だとそうするんだろ?
結婚しよ。
お前を幸せに出来る保証はないけど。
大切にするから。」
受け取った包みとリカルドを何度も繰り返し見る。
「いいの?僕で…。」
ジーニアスが言う。
「お前位なんだよ。
あの混沌家に嫁いでくれそうな馬鹿。」
「なんだよそれー。」
ジーニアスが笑いながら言う。
「仕方がないから僕が嫁いであげるよ。
精一杯僕を大切にしてよねっ!」
「はいはい。」
これから毎日大変そうだなと思いながら大切な花嫁にキスをした。
******
携帯ではじめてこんなに打った。
関節痛い。orz
やばいよ。マジで痛い。
クリスマスなので頑張りました。
誉めてください。
もう、いい歳なので特に何もないですが。
ケーキ食えればなんでもよい。
クリスマスよりも冬の祭典の方が楽しみにという罠。
そして今年も一人寂しく特に何もしないで寝るのであった。
本当は弟にポケモンの攻略本でもあげようと思っていたけど、仕事がだらだらと長引いてしまったのでお菓子で勘弁してくれ。
つーことで、みんなさまよいお年を!(早っ!!
ジングルベル
鈴が鳴る
♪プレゼント
「何やってんだ?」
家中が甘い匂いで満たされる。
「ケーキ焼いてるの。」
ジーニアスが嬉しそうに返事を返す。
「いや、そうじゃなくて。」
リカルドがテーブルの上に並べられた沢山のケーキの土台を見てため息つく。
「こんなに沢山…いらないだろ?
お前だって食べきれないだろうが。」
「僕一人で食べないもん。
ロイド達に持って行くの。」
ジーニアスがにっこりと笑う。
「クリスマスだからね。」
「…クリ…スマス?
なんだそれ。新しい魔法か?」
リカルドがきょとんとした顔でジーニアスを見る。
その返答にため息ひとつついて。
「こんなド田舎じゃしらないよね。
クリスマスって言うのは一般的に女神マーテルが産まれた日で、
それをお祝いするの。
まぁ、マーテルさんが産まれたつーのは嘘だけど。
んで、クリスマスになると家族や友達。
恋人とかと一緒にご馳走食べてケーキ食べて、プレゼント交換するの。」
「へー。そんな日があるんだな。」
リカルドがふむふむとうなずく。
「外はまだ知らない事だらけだな。
外の世界も見たいなぁ…。」
リカルドが何処か寂しそうな感じで呟く。
「行かなくて良いよ。」
ジーニアスが少し膨れながら言う。
たぽんと生クリームが鳴る。
「なんでだよ。」
むっとしたリカルドが言う。
「出ちゃ駄目。
リカルドは僕のなんだから!
外の世界の他の女なんかに渡さないもん!」
凄く身勝手な我が侭。
だけどそれだけ自分を好いてくれているという証拠。
「そうか…。」
凄く嬉しくて。
つい顔がにやけてしまう。
「なにさ。」
生クリームを絞り袋に移し、ケーキを飾ってゆく。
「いや、なんでもない。
俺も手伝うよ。暇だし。」
「わぁ珍しい。課題終わったの?」
ジーニアスが目を丸くする。
「お前な…俺がいつも課題におわれてるって思うなよ。」
「だって…いつもじゃん。
終んねー。間に合わねー。
なんでこんなに沢山出すんだよ!
無理だぁー!絶対!
師匠に殺される!!
とかさ。」
絞り袋をリカルドに渡ながらジーニアスがリカルドの真似を繰り返す。
「…そうだっけ?」
「うん。いつも。」
そっちのケーキ仕上げよとジーニアスが言う。
わかったと返事を返して考える。
なんでコイツが俺の事が好きなのかが分からない。
そんな理解不能な彼女に惚れた自分も。
『まー世の中そんなもんだよな。』
そう思いながら生クリームをケーキに絞った。
*******
「配ってくるね。」
レアバードにケーキを積み、ジーニアスが言う。
「マフラーしっかり巻けよ。」
そう声をかけてマフラーを首の後ろにむすんでやる。
でかいリボンがかけられた見たいでなんか笑える。
「うん。行ってきまーす!」
グリップを握り、空へ。
「うはぁ…あんなので飛べるんだもんな。
すげぇ。」
小さくなって流れ星のように消えた。
部屋に戻り、ふと思って書庫へ。
沢山の詰まれた本をがさがさとあさる。
ジーニアスが過去数回ここを片付けようとして生き埋めになっている。
ジーニアスでも手のつけられない書庫。
まぁ、なんとなく種類別にわかれていてそれとなく位置が分かる。
「お…あったあった。」
目的の本を見つけて背表紙に積もった埃を払う。
子供向けの絵本である。
簡単に説明すれば、24日と25日の境目に外の世界ではサンタクロースというお爺さんがいい子にしていた人間の子供にプレゼントを送る話である。
人間が人間の為に作ったお話。
馬鹿馬鹿しくって鼻で笑って放置した記憶がある。
ジーニアスが今日、クリスマスと言わなかったら絶対に思い出さなかっただろう。
「くだらない人間の習慣ねぇ…。」
ため息ひとつついてリカルドはその本を本の山に戻した。
くだらないと思うけど、嬉しそうにケーキを作るジーニアスの笑顔が浮かんだ。
「ったく…仕方がないな…。」
たまには人間の祭を体験してみるのも良いかも。
まず最初にクリスマスツリーというのを用意してみる。
庭に生えている手頃な木に飾りをつける。
「よっ!暇人リカルド兄ちゃん。
ジーニアス姉ちゃんは?
振られたの?」
「るせーなエラン。
ちったぁその口慎め。」
舌打ちして馴染みの子供を睨みつける。
「んで、何しているの?」
「木に飾り付けしてんだよ。
人間のお祭りを体験しようと思ってな。
お前手伝え。」
「えぇー!めんどくさいよ!」
エランが当たり前の反応をする。
「ジーニアスが喜ぶから。
ほれ。俺の言う通り魔法を使えよ。」
「姉ちゃんが喜ぶんだったらやる。
皆集めよっか?」
「気がきくな。
適当に集めてこい。
やって貰う仕事は沢山あるからな。」
わいわいと子供が集まる。
皆ジーニアスの教え子だ。
色紙を折り、マナを込める。
ふわりと浮かんでツリーの飾りとなる。
「なーリカルド。
これ、何処に飾る?」
「それは…反対側だな。
ぐるっと綺麗に飾ろう。」
子供達が何かをしていれば大人もなんだなんだと集まる。
「クリスマスやるんだって!人間のお祭りで、ジーニアス姉ちゃん喜ぶの!」
子供が嬉しそうに言えば大人も納得する。
短期間の間にジーニアスはエルフからの信頼を得ていた。
子供達をしっかりと教育し、導いてくれる先生として。
「だったら私達も手伝おう。」
大人も混ざってわいわいと準備は進む。
母親は料理を作り、子供はツリーを飾る。
父親は広い庭にテーブルや椅子を運び出す。
ゆっくりと時間は流れて夕焼けが辺りを包み込む。
「リカルドっ!姉ちゃん帰って来たよ!」
里の入り口を見張っていた子供がわたわたと戻ってくる。
「よし。いいかおまえら。
お前達の魔法に全部かかっているんだからな。」
子供達がこくりと頷く。
トントントンとジーニアスのブーツが小さな橋を渡る音が聞こえる。
「ただいまー遅くなっちゃった。
…あれ?リカルド?」
家を抜けてジーニアスが庭に顔を出す。
「「「せーのっ!」」」
子供達が一斉にマナを開放した。
「ッツ…!うわぁ…!」
ジーニアスが声を上げる。
巨大な木にいろとりどりの飾り。
きらきらと光って木の周囲を飛び跳ねる。
「凄い…綺麗…」
ジーニアスがため息を溢す。
「せーのっ!」
「「「姉ちゃんメリークリスマス!」」」
子供達が一斉にそう言ってわらわらとジーニアスにしがみつく。
「あ…ありがとう。」
満面の笑みを浮かべて嬉しそうに笑う。
大人達もメリークリスマスと挨拶を交わし、皆でわいわいし始める。
美味しい料理にお酒。
綺麗なツリーを眺めながら盛り上がる。
「ジーニアス姉ちゃん。」
「何?」
楽しんでいるエルフをにこにこと眺めていたジーニアスにエランが声をかける。
「これね。リカルドが考えたんだよ。
姉ちゃん喜ぶからって。」
「リカルドが?」
ジーニアスが目を丸くする。
「うん。」
エランが笑って言って友達の所へと走って行った。
「リッカルド。」
「あぁ…。ジーニアスか。
どうした?つまらなかったか?」
一人、離れて酒を飲んでいたリカルドの隣に腰を下ろす。
「ううん。すっごく楽しい。
ありがと。リカルドがしてくれたんでしょ?」
そう言うとリカルドがびっくりしたような表情になる。
「エランが教えてくれたの。
すっごく嬉しかった。」
やんわりとしたジーニアス特有の柔らかい微笑。
「ありがと。本当に。
世界で一番のクリスマスプレゼントだよ。」
その微笑にドキッとしてバクバクと鳴る心臓の音を聞こえないフリして
「そうか。よかった。」
そうそっけなく返事を返す。
「うん。」
にこにことジーニアスが笑う。
夜も更けてゆき、子供は親に手を引かれ、ジーニアスとリカルドに挨拶をして帰ってゆく。
人が完全にいなくなり、二人だけになった。
座ってツリーを眺めながら二人で黙って酒を飲む。
ただそれだけなのに凄く満たされて。
ぴったりとくっついてぼんやりとした時間を過ごす。
「あーあ。残念。
明日になったらツリーなくなっちゃうね。」
ジーニアスが凄く残念そうに言う。
「また来年やろうぜ。
里の皆も楽しかったみたいだし。
帰宅する皆の顔は満足気で、見ているこっちまで満足した。
「そうだね。来年もあるね!」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「そ。子供とかいて3人でやろうぜ。」
「え…。」
リカルドの言葉にジーニアスがくるっと視線を向ける。
「ほらよ。
渡しそびれる所だった。
高かったんだからな。」
ジーニアスの手に包みを押しつける。
「外だとそうするんだろ?
結婚しよ。
お前を幸せに出来る保証はないけど。
大切にするから。」
受け取った包みとリカルドを何度も繰り返し見る。
「いいの?僕で…。」
ジーニアスが言う。
「お前位なんだよ。
あの混沌家に嫁いでくれそうな馬鹿。」
「なんだよそれー。」
ジーニアスが笑いながら言う。
「仕方がないから僕が嫁いであげるよ。
精一杯僕を大切にしてよねっ!」
「はいはい。」
これから毎日大変そうだなと思いながら大切な花嫁にキスをした。
******
携帯ではじめてこんなに打った。
関節痛い。orz
やばいよ。マジで痛い。
クリスマスなので頑張りました。
誉めてください。
もう、いい歳なので特に何もないですが。
ケーキ食えればなんでもよい。
クリスマスよりも冬の祭典の方が楽しみにという罠。
そして今年も一人寂しく特に何もしないで寝るのであった。
本当は弟にポケモンの攻略本でもあげようと思っていたけど、仕事がだらだらと長引いてしまったのでお菓子で勘弁してくれ。
つーことで、みんなさまよいお年を!(早っ!!
PR
※ジーニアス♀
「プレセアプレセア!」
少し大きめの胸を揺らしながらジーニアスがプレセアに駆け寄る。
「どうしたのですか?」
「見て見て!」
ジーニアスが左手を掲げる。
白く細い指にシンプルな指輪。
「コレットがくれたの!」
ジーニアスがにこにこと笑いながら言う。
「なんかね。くじ引きで当てたんだて。」
『私にはサイズが小さいの。だからあげるね。』
そう言ってはめてくれた。
「そうなんですか。」
プレセアがうなずく。
「コレットは神子だから何がご利益ありそうだよね。」
自分の細い指。
それにはまっている指輪。
「よく似合っていますよ。」
「ありがとう。」
ジーニアスが笑って返事を返す。
「おい。ジーニアス。」
ロイドの呼ぶ声。
「何?」
「あのさ。次の町なんだけど。」
「あーあれね!」
ジーニアスが駆け出す。
「プレセアまたあとでね!」
振り向いて大きく手を振る。
「はい。」
返事を返して小さく手を振る。
適度にはなれてからコレットに声をかける。
「抜け駆けはなしですよ。」
「違うよ~あれは男よけだよ。」
コレットがにこにこしながら言う。
「ジーニアスってば皆に好かれいるってい自覚ないんだもん。」
「そうですけど。」
まったくもって面白くない。
「先手必勝!」
コレットが声高らかに言う。
「てか、なんか最近ジーニアスおかしいし。」
コレットが顔をしかめる。
「私のジーニアスを惑わすなんて許せない。」
「コレットさんのじゃないです。抜け駆けは駄目ですよ。」
プレセアが言う。
「わかってるってば。」
コレットがにっこりと笑みを浮かべる。
「それにしても誰なんだろう?」
「ジーニアスの…ですか?」
「うん。早く見つけて消さなきゃ。」
コレットがチャクラムを握り締める。
「そうですね。早く素早く的確に。ジーニアスに気付かれないうちに…」
プレセアも斧の柄を握り締める。
こうして今日もジーニアスの事をこっそり守る二人なのであった。
『…ロイドはどうでもいいからまたクラトスさん来ないかなぁ…』
ロイドの話を聞き流しながらそうジーニアスは思った。
クラジニ落ちでおあとがよろしゅう。
これ打つのに5日かかった。
orz
「プレセアプレセア!」
少し大きめの胸を揺らしながらジーニアスがプレセアに駆け寄る。
「どうしたのですか?」
「見て見て!」
ジーニアスが左手を掲げる。
白く細い指にシンプルな指輪。
「コレットがくれたの!」
ジーニアスがにこにこと笑いながら言う。
「なんかね。くじ引きで当てたんだて。」
『私にはサイズが小さいの。だからあげるね。』
そう言ってはめてくれた。
「そうなんですか。」
プレセアがうなずく。
「コレットは神子だから何がご利益ありそうだよね。」
自分の細い指。
それにはまっている指輪。
「よく似合っていますよ。」
「ありがとう。」
ジーニアスが笑って返事を返す。
「おい。ジーニアス。」
ロイドの呼ぶ声。
「何?」
「あのさ。次の町なんだけど。」
「あーあれね!」
ジーニアスが駆け出す。
「プレセアまたあとでね!」
振り向いて大きく手を振る。
「はい。」
返事を返して小さく手を振る。
適度にはなれてからコレットに声をかける。
「抜け駆けはなしですよ。」
「違うよ~あれは男よけだよ。」
コレットがにこにこしながら言う。
「ジーニアスってば皆に好かれいるってい自覚ないんだもん。」
「そうですけど。」
まったくもって面白くない。
「先手必勝!」
コレットが声高らかに言う。
「てか、なんか最近ジーニアスおかしいし。」
コレットが顔をしかめる。
「私のジーニアスを惑わすなんて許せない。」
「コレットさんのじゃないです。抜け駆けは駄目ですよ。」
プレセアが言う。
「わかってるってば。」
コレットがにっこりと笑みを浮かべる。
「それにしても誰なんだろう?」
「ジーニアスの…ですか?」
「うん。早く見つけて消さなきゃ。」
コレットがチャクラムを握り締める。
「そうですね。早く素早く的確に。ジーニアスに気付かれないうちに…」
プレセアも斧の柄を握り締める。
こうして今日もジーニアスの事をこっそり守る二人なのであった。
『…ロイドはどうでもいいからまたクラトスさん来ないかなぁ…』
ロイドの話を聞き流しながらそうジーニアスは思った。
クラジニ落ちでおあとがよろしゅう。
これ打つのに5日かかった。
orz
「ジーニアスは可愛いです。」「そうかな?」ジーニアスが苦笑を浮かべる。「はい。私が持っていないものを沢山もっています。」可愛い仕草に料理上手な所も。「スタイルもくって羨ましいです。」「しいなには負けるよ。」「しいなさんのはでうでもいいです。」プレセアがジーニアスに手を伸ばす。「うらやましいです。」ジーニアスの頬にふれる。「プレセア…?」ジーニアスが脅えた顔でプレセアをみる。「なんで私のものじゃなくってクラトスさんのなんでしょうか」プレセアの顔が近い。「やだっ…!」ジーニアスがプレセアを拒絶する。「あっ…。ごめん。」ジーニアスが目を伏せる。「…いえ。」置き場のない手が宙にさまよう。「ごめん。もう寝よっか。」ジーニアスが笑みを浮かべる。「はい。そうですね。」ベッドに入ってジーニアスが小声で言う。「プレセアは大好きな友達だから。」「…はい」友達という関係もいいと思った。 ごめん