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プロフィール
HN:
水草蓮
性別:
女性
職業:
副団長
趣味:
もふ
自己紹介:
もふに夢中なダメ女。
朝、定期入れをひろいました。
期限が6月までのだったのと、障の文字が入っていたので急いでいたけど拾って交番に。
他にもたくさんカード類が入っていたので、きっと持ち主が見つかるよな。
うん。大丈夫。
見つかると良いです。
アンソロサイトはパソコンのほうから飛べます。
携帯は非対応となっていますが、パソコンビュアーかな?
それ通せば見れます。
フレームまだ使ってないからな。
大丈夫かと。あたしの見れたし。
参加希望で、そちらから送れるなかったら携帯サイトの拍手・パソコンサイトのメルフォを使って送ってください。
その場合はメアドとHNのみで可です。
こちらからおくりかえします。
なんか、めんどくさくてすいません。
携帯対応作るとめんどくさいんだ。
時間ないし。
平日…にやるの無理だからな。
あっはっは。
駄目な主催でごめんなさい。
あ。タイトル決まったよ。
ジーニアス・セイジ総受けアンソロジー
「俺のモノ」
URLそのまま(笑)
ジーニアスは俺のモノ。
なんも捻りがなくてすいません。
変わるかもしれませんが(まて
次の仕事がまだ決まりません。
正直、居づらいので早く決めて逃走したいです。
いや、本当に。
仕事ないし…。
面接いつ入るかわかんないし。
しかたがないから試験勉強します。
眠いよなぁ…。
ネタでも出そう。
合同のクラジニが思ったよりも長くなりそうでイヤン☆
6P位になりそう。
リカジニは埋まりました。
2P(笑)少ない。
女性陣のがまだネタ浮かばない。
最終的に血祭しか…。
主にユグ校長が(笑)
他にもたくさん書きたいのあるんだけど、画力と時間の問題で書けない。
めそめそめそ…。
うぉーくまん使いにくいな。
全然オールで曲流してくれない。
駄目ぢゃん。
曲入れるのめんどくさいし
駄目ぢゃん。そにぃ。
がんがれよ畜生。
あたしと同世代。
または昭和の子はわかるキャラ。
年齢誤魔化してない?とか聞かれるのもなれました。
30代じゃないですよ。
あたし…orz
期限が6月までのだったのと、障の文字が入っていたので急いでいたけど拾って交番に。
他にもたくさんカード類が入っていたので、きっと持ち主が見つかるよな。
うん。大丈夫。
見つかると良いです。
アンソロサイトはパソコンのほうから飛べます。
携帯は非対応となっていますが、パソコンビュアーかな?
それ通せば見れます。
フレームまだ使ってないからな。
大丈夫かと。あたしの見れたし。
参加希望で、そちらから送れるなかったら携帯サイトの拍手・パソコンサイトのメルフォを使って送ってください。
その場合はメアドとHNのみで可です。
こちらからおくりかえします。
なんか、めんどくさくてすいません。
携帯対応作るとめんどくさいんだ。
時間ないし。
平日…にやるの無理だからな。
あっはっは。
駄目な主催でごめんなさい。
あ。タイトル決まったよ。
ジーニアス・セイジ総受けアンソロジー
「俺のモノ」
URLそのまま(笑)
ジーニアスは俺のモノ。
なんも捻りがなくてすいません。
変わるかもしれませんが(まて
次の仕事がまだ決まりません。
正直、居づらいので早く決めて逃走したいです。
いや、本当に。
仕事ないし…。
面接いつ入るかわかんないし。
しかたがないから試験勉強します。
眠いよなぁ…。
ネタでも出そう。
合同のクラジニが思ったよりも長くなりそうでイヤン☆
6P位になりそう。
リカジニは埋まりました。
2P(笑)少ない。
女性陣のがまだネタ浮かばない。
最終的に血祭しか…。
主にユグ校長が(笑)
他にもたくさん書きたいのあるんだけど、画力と時間の問題で書けない。
めそめそめそ…。
うぉーくまん使いにくいな。
全然オールで曲流してくれない。
駄目ぢゃん。
曲入れるのめんどくさいし
駄目ぢゃん。そにぃ。
がんがれよ畜生。
あたしと同世代。
または昭和の子はわかるキャラ。
年齢誤魔化してない?とか聞かれるのもなれました。
30代じゃないですよ。
あたし…orz
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ジーニアス総受けアンソロ参加者募集。
TOMITEさんとの合同企画です。
詳しくはサイトを。
と言いたいが、まだ作ってないので。
しばし時間をください。
明日…にはアップ出来るよう頑張ります。
とりあえず、10人目安…で募集しようと思います。
最高8Pで、6・4・2Pで。
それ+インフォメ・アンケとなります。
インフォメとアンケは一枚ですのでご安心をば。
書いてもいいよという人は水草まで連絡ください。
データ入稿は不可ですが、データ送ってくれればこちらで出力します。
お礼は完成したのを一冊+送料です。
とりあえず、オフで原稿未経験でも可です。
こちらで教えます。
募集〆切が6月下旬。
原稿〆切が9月下旬。
募集〆切が過ぎたけど、9月下旬までに原稿送れるなら相談しだいで参加できます。
よろしくお願いします。
販売予定が10月の世界再生と11月のシティ(確か)です。(スパコミか?)
水草とTOMITEの合同スペにて☆
とまぁ、そんな感じです。
TOMITEさん宅にお泊まりしてきました。
TOMITEファンに殺されそうだな。
広い部屋でうらやましかったです。
画面書きのペンタブ超良かったです。
慣れるまで時間くうけど…。
欲しいなぁ…
美味しいときいていた紅茶パフェも食べれて満足です。
ありがとうございました
一応、アンソロと合同本の形が決まりました。
合同は学園です。
セーラーぢゃないよ。
学ランだよ。超楽しみ!
あと、合同サイト企画で小料理屋さんのお話。
妄想が広がりまして…。
アハハ…。
こっちも楽しみです。
さてと。サイト作成と整備頑張るかな…。
TOMITEさんとの合同企画です。
詳しくはサイトを。
と言いたいが、まだ作ってないので。
しばし時間をください。
明日…にはアップ出来るよう頑張ります。
とりあえず、10人目安…で募集しようと思います。
最高8Pで、6・4・2Pで。
それ+インフォメ・アンケとなります。
インフォメとアンケは一枚ですのでご安心をば。
書いてもいいよという人は水草まで連絡ください。
データ入稿は不可ですが、データ送ってくれればこちらで出力します。
お礼は完成したのを一冊+送料です。
とりあえず、オフで原稿未経験でも可です。
こちらで教えます。
募集〆切が6月下旬。
原稿〆切が9月下旬。
募集〆切が過ぎたけど、9月下旬までに原稿送れるなら相談しだいで参加できます。
よろしくお願いします。
販売予定が10月の世界再生と11月のシティ(確か)です。(スパコミか?)
水草とTOMITEの合同スペにて☆
とまぁ、そんな感じです。
TOMITEさん宅にお泊まりしてきました。
TOMITEファンに殺されそうだな。
広い部屋でうらやましかったです。
画面書きのペンタブ超良かったです。
慣れるまで時間くうけど…。
欲しいなぁ…
美味しいときいていた紅茶パフェも食べれて満足です。
ありがとうございました
一応、アンソロと合同本の形が決まりました。
合同は学園です。
セーラーぢゃないよ。
学ランだよ。超楽しみ!
あと、合同サイト企画で小料理屋さんのお話。
妄想が広がりまして…。
アハハ…。
こっちも楽しみです。
さてと。サイト作成と整備頑張るかな…。
拍手返信
23日
前に裏リクしてくれたお方。
*更新相変わらず停止中ですいません。
いい加減なんとかします。
オフのほうがバタバタしてしまって…。
5月入れば暫くは安泰なので更新出来るよう頑張ります。
というか、ネタの神様カモン!
どーも男運のない水草さんです。
なんでこう…。
馬鹿に好かれるのだろうか?
顔が良いならまだマシだが…。orz
それもないから滅んでしまえ!
滅!
男なんかテレビと雑誌とゲームの中だけでいいよもう!
何処かに炎使いの末裔とか、真面目な少年ハンターとか、糖尿の銀髪とかいませんかね?
赤い髪のバンダナ付けた人でも…。
白タイツの似合う素敵なお方とかさ。
いないかなぁ…。(現実放棄
いたら是非報告を。
お待ちしております!
今の職場あと2日でお別れです。
ひたすらむさい職場でした。
未練はひとつもないのが凄い。
執着なし。
ないよ。いや、マヂでさ。
むしろ、逃走出来て良かった。
黄金休暇なくなったんだって。(苦笑)
がんば先輩☆
一人暮らしだし彼女いないから痛くも痒くもないね!
あたしはヲタ事業に励みます。
クラトスさんとジーニアスさんは子作りに励みます。
夫婦円満です。
アレエル夫妻は仕事だろうな。
むしろ、アレクの誕生日忘れそう。
エルクさんは。
…いや、あたしが祝いそこねそうだから。
大丈夫だよ心配ないよ。
ネタはないけど僕には妄想ポイント。
MPがあるから大丈夫。
ロマンシングストーン装備していないけど、いつも心に萌えを装備。
フィールド魔法発動!
妄想の森!(遊☆王くさく
このカードがある限りMPを一切消費せず魔法が使えるぜ!
すいません。昨日のダメージが抜けません。
やつはしねばいいのに。
23日
前に裏リクしてくれたお方。
*更新相変わらず停止中ですいません。
いい加減なんとかします。
オフのほうがバタバタしてしまって…。
5月入れば暫くは安泰なので更新出来るよう頑張ります。
というか、ネタの神様カモン!
どーも男運のない水草さんです。
なんでこう…。
馬鹿に好かれるのだろうか?
顔が良いならまだマシだが…。orz
それもないから滅んでしまえ!
滅!
男なんかテレビと雑誌とゲームの中だけでいいよもう!
何処かに炎使いの末裔とか、真面目な少年ハンターとか、糖尿の銀髪とかいませんかね?
赤い髪のバンダナ付けた人でも…。
白タイツの似合う素敵なお方とかさ。
いないかなぁ…。(現実放棄
いたら是非報告を。
お待ちしております!
今の職場あと2日でお別れです。
ひたすらむさい職場でした。
未練はひとつもないのが凄い。
執着なし。
ないよ。いや、マヂでさ。
むしろ、逃走出来て良かった。
黄金休暇なくなったんだって。(苦笑)
がんば先輩☆
一人暮らしだし彼女いないから痛くも痒くもないね!
あたしはヲタ事業に励みます。
クラトスさんとジーニアスさんは子作りに励みます。
夫婦円満です。
アレエル夫妻は仕事だろうな。
むしろ、アレクの誕生日忘れそう。
エルクさんは。
…いや、あたしが祝いそこねそうだから。
大丈夫だよ心配ないよ。
ネタはないけど僕には妄想ポイント。
MPがあるから大丈夫。
ロマンシングストーン装備していないけど、いつも心に萌えを装備。
フィールド魔法発動!
妄想の森!(遊☆王くさく
このカードがある限りMPを一切消費せず魔法が使えるぜ!
すいません。昨日のダメージが抜けません。
やつはしねばいいのに。
7月地球オンリとベイオンリかぶったよ。
場所遠っ…!
アキバと蒲田。
片道どれくらいかかるのかしら?
お金じゃない。時間。
午前はベイオンリで、午後地球オンリの予定です。
地球はオールギャグ欲しいな。
コマは言わずもがながな。
ヒヨコ陛下です。ラブ。
あと、オールギャグ。
楽しみです。
4日はビッグサイト行ってきます。
久しぶりに生存不明のTOMITEさんと一緒です。
クラジニ再生…世界再生のチラシを貰いに(笑)
ジャンプ…と同日なのが怖いですガクブル。
ひぃ!
きっと、凄い人なんだろなぁ…。
…アーエル発掘しよ。
アレエル読みたいハァハァ。
アレエルは必ず幸せになれるかぽーなので好きです。
アーエルは幸せと悲恋の狭間で好きです。
アーエルは泣く。駄目だ泣く。
サイト徘徊していると必ず泣く。
やっばい。涙腺ポックリねー。
灯火はコチコチと進んでいるよ
中編長くなりそうだ。
やたらと。タイミング難しいよー。
自分のシナリオなのに。
自分のシナリオなのに。
まぁ、楽しいので一気に仕上げたいですもりもり。
携帯サイト。
なんか3月の終わりに1年立ちました。
びっくり。ありがたいでしす。
場所遠っ…!
アキバと蒲田。
片道どれくらいかかるのかしら?
お金じゃない。時間。
午前はベイオンリで、午後地球オンリの予定です。
地球はオールギャグ欲しいな。
コマは言わずもがながな。
ヒヨコ陛下です。ラブ。
あと、オールギャグ。
楽しみです。
4日はビッグサイト行ってきます。
久しぶりに生存不明のTOMITEさんと一緒です。
クラジニ再生…世界再生のチラシを貰いに(笑)
ジャンプ…と同日なのが怖いですガクブル。
ひぃ!
きっと、凄い人なんだろなぁ…。
…アーエル発掘しよ。
アレエル読みたいハァハァ。
アレエルは必ず幸せになれるかぽーなので好きです。
アーエルは幸せと悲恋の狭間で好きです。
アーエルは泣く。駄目だ泣く。
サイト徘徊していると必ず泣く。
やっばい。涙腺ポックリねー。
灯火はコチコチと進んでいるよ
中編長くなりそうだ。
やたらと。タイミング難しいよー。
自分のシナリオなのに。
自分のシナリオなのに。
まぁ、楽しいので一気に仕上げたいですもりもり。
携帯サイト。
なんか3月の終わりに1年立ちました。
びっくり。ありがたいでしす。
馬車の戸を開き、ユグドラシルにどさっと大量の林檎を渡される。
「ジーニアスが好きなんだ。」
そうぽつりと言って馬車に乗る。
「わかった。
また、来てくれ。」
そう言うと変な顔をされ、
「ああ。ジーニアスを頼む。」
「わかってる。」
「ただいま。
林檎沢山貰ったぞ。」
そう言いながら入るとジーニアスが慌てて目をこする。
「おかえり。
ありがとう。いつも沢山くれるの。」
嬉しそうに林檎を一つとり、そのままかじる。
ざくっとした歯ごたえ。
じんわりと甘い果汁。
ぽたりと垂れて床を濡らす。
「凄いね。
ユグは林檎選びの天才だよ。」
後で近所にお裾分けして、ジャムを作ろうとジーニアスが言う。
「…ジーニアス。
部外者の私が言うのもなんだが、いいのか?」
「何が?」
林檎を抱えたジーニアス。
暗闇を映している瞳。
「お前には何かの庇護が必要だ。
彼…ならお前を大切にしてくれる保障があるのに何故拒む?」
「クラトスは…何も知らないから言えるんだよ。
その言葉。」
冷たい響きを含んだ声。
「僕は大丈夫だよ。
あれは…仕方がなかったんだ。」
そう呟いて、もう会話は終わりと言わんばかりに台所へと行ってしまった。
じゃあさっきのは?
目をこすったのは泣いていたからでは?
クラトスは一つため息をついて洗濯を終らせるために外に出た。
ユグドラシル。
年齢は自分より年下でジーニアスより年上。
元々、ジーニアスの幼なじみである。
前領主の一人息子。
容姿淡麗頭脳明晰。
町を心の底から愛し、大切にしている。
町の人もそんな領主を慕い、好いている。
ジーニアスが住んでいる界隈はこの町の保護区であり、家賃はほぼ無賃。
障害者及び失業者、年寄り、身よりのない子供などが暮らしている。
町からは住む場所と少量の金が保障されている。
彼は完璧だった。
町を愛する良き領主。
結婚相手としては申し分ないだろう。
なのになんでジーニアスが断るのかが分からない。
二人の間に深い溝があるのも。
ジーニアスには幸せになって欲しい。
心からそう思い願う。
しとしとと雨が降る。
「お洗濯物乾かないねぇ。」
部屋にぶらさがっている洗濯物。
邪魔だし湿気が酷いし…とジーニアスがぼやく。
「そうだな。
お茶でも煎れるか。
火を少し焚けば緩和されるだろう。」
そうクラトスが言い、立ち上がる。
「うん。そうだね。」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「戸棚にまだスコーンあるからそれと林檎ジャムもね。」
「はいはい。」
ジーニアスに言われたように戸棚からスコーンを取り出し皿に。
ジャムを瓶ごと皿に乗せ、ジーニアスの前に。
「もうすぐ湯が沸くから待てよ。」
「はーい。」
元気の良い返事を返してくる。
ことんとほどよく冷めた茶の入ったカップが置かれる。
「いただきます。」
ジーニアスが嬉しそうにカップを手で包み込むように持ち、一口飲む。
林檎の皮を干してハーブティーと混ぜたオリジナルだ。
林檎の爽やかな酸味が丁度いい。
「ジーニアスはお茶の天才だな。
こんなに飲みやすい美味い茶を作るのだから。」
「そんなことないよ。」
ジーニアスが照れる。
可愛いなとか頭の隅で思いながらジャムの蓋を明け、ジーニアスに渡す。
ありがとうとジーニアスが言い受け取る。
見えないのに起用にジャムを掬い、スコーンに付けて食べてゆく。
「クラトスは?」
「少し貰う。」
ジーニアスにジャムを少し貰い、食べる。
焼きたても美味いが、冷めても美味しい。
ジーニアスは凄いなと思いながら食べていると、
「ねぇ。クラトスはいつ、旅に出るの?」
顔を上げてジーニアスを見る。
「だって…貴方は旅の途中でしょ?
こんな所で道草食べちゃ駄目。」
「……そう…だな。」
一口茶をすする。
ジーニアスとの生活は心地よく、楽しい。
ずっと昔から一緒に暮らしていたようで。
「あのね。
あんまりクラトスが長い間居てくれるとね。
頼っちゃうの。
クラトスは…旅の途中。
いつか居なくなる。
そう考えると凄く悲しくて寂しいの。」
今まで一人だった。
一人で身の回りをこなし、生活してきた。
クラトスが来てから重労働である水汲みや薪運び仕事をしなくて済んだ。
何か困ったらクラトスが手を差しのべてくれた。
嬉しいし、有り難い。
「だけどね。
あんまり甘えたくないんだ。
一人…にまたなったら困るから。
ごめんね。僕の都合で。」
ジーニアスが申し訳なさそうに言う。
「いや。すまない。
つい、ジーニアスの好意に甘えてしまったな。」
クラトスが謝罪の言葉を述べる。
「実は…梅雨があけたら行こうかと。
ずっと思っていて言いだせなかった。
すまない。」
「ううん。いいの。
僕こそごめん。
追い出すみたいで嫌だね。本当。」
最後の一口を噛み砕いて飲み込んで。
「支度しなきゃ。
日持ちするパン焼かなきゃね。」
ジーニアスが楽しそうに言う。
「旅の支度手伝うのなんて初めて!」
貴重な体験だよねと笑顔で言葉を繋げる。
「僕の分まで旅をしてください。
僕の分まで世界を見てきてください。
僕は…。
僕は貴方の友人として願います。」
その言葉が心の底まで浸透する。
「ありがとう。
近くに来たらまた寄るから。」
そう言ってジーニアスを抱きしめる。
「うん。待ってるね。
ずっと。ずっと。」
ジーニアスが小さく呟いてクラトスにしがみついた。
からっと晴れた日。
クラトスは旅に出た。
なんでかユグドラシルも見送りにきた。
「気をつけて!
元気でね!」
ジーニアスの声。
「ああ。ジーニアスも元気で!
ユグドラシル。
ジーニアスを任せた!」
「ああ。わかっている。」
友の背中が小さくなる。
「あのね。ユグ。」
「なんだ?」
ジーニアスの小さな声。
「僕ね。多分クラトスの事好きだよ。」
小さな呟き。
「…そうか。」
それだけ返してジーニアスに帰ろうと促す。
彼を束縛するのは簡単だ。
自分が必要だから傍にいてと言えば彼はいてくれただろう。
だけど駄目だ。
彼は旅の途中。
きっと何かを探しいるのだろう。
そう思った。
一部終わり。
去年の秋あたりからずっと携帯に放置していたのを書きました。
一応一部。前半。
次は中編で後半。
三部構成です。
まだジーニアスは生きていますね。
ユグドラシル様がいまいち報われません。
ジーニアスとユグドラシル様の間にある溝は二部にて。
他の小説も書かなきゃ?
「ジーニアスが好きなんだ。」
そうぽつりと言って馬車に乗る。
「わかった。
また、来てくれ。」
そう言うと変な顔をされ、
「ああ。ジーニアスを頼む。」
「わかってる。」
「ただいま。
林檎沢山貰ったぞ。」
そう言いながら入るとジーニアスが慌てて目をこする。
「おかえり。
ありがとう。いつも沢山くれるの。」
嬉しそうに林檎を一つとり、そのままかじる。
ざくっとした歯ごたえ。
じんわりと甘い果汁。
ぽたりと垂れて床を濡らす。
「凄いね。
ユグは林檎選びの天才だよ。」
後で近所にお裾分けして、ジャムを作ろうとジーニアスが言う。
「…ジーニアス。
部外者の私が言うのもなんだが、いいのか?」
「何が?」
林檎を抱えたジーニアス。
暗闇を映している瞳。
「お前には何かの庇護が必要だ。
彼…ならお前を大切にしてくれる保障があるのに何故拒む?」
「クラトスは…何も知らないから言えるんだよ。
その言葉。」
冷たい響きを含んだ声。
「僕は大丈夫だよ。
あれは…仕方がなかったんだ。」
そう呟いて、もう会話は終わりと言わんばかりに台所へと行ってしまった。
じゃあさっきのは?
目をこすったのは泣いていたからでは?
クラトスは一つため息をついて洗濯を終らせるために外に出た。
ユグドラシル。
年齢は自分より年下でジーニアスより年上。
元々、ジーニアスの幼なじみである。
前領主の一人息子。
容姿淡麗頭脳明晰。
町を心の底から愛し、大切にしている。
町の人もそんな領主を慕い、好いている。
ジーニアスが住んでいる界隈はこの町の保護区であり、家賃はほぼ無賃。
障害者及び失業者、年寄り、身よりのない子供などが暮らしている。
町からは住む場所と少量の金が保障されている。
彼は完璧だった。
町を愛する良き領主。
結婚相手としては申し分ないだろう。
なのになんでジーニアスが断るのかが分からない。
二人の間に深い溝があるのも。
ジーニアスには幸せになって欲しい。
心からそう思い願う。
しとしとと雨が降る。
「お洗濯物乾かないねぇ。」
部屋にぶらさがっている洗濯物。
邪魔だし湿気が酷いし…とジーニアスがぼやく。
「そうだな。
お茶でも煎れるか。
火を少し焚けば緩和されるだろう。」
そうクラトスが言い、立ち上がる。
「うん。そうだね。」
ジーニアスが嬉しそうに言う。
「戸棚にまだスコーンあるからそれと林檎ジャムもね。」
「はいはい。」
ジーニアスに言われたように戸棚からスコーンを取り出し皿に。
ジャムを瓶ごと皿に乗せ、ジーニアスの前に。
「もうすぐ湯が沸くから待てよ。」
「はーい。」
元気の良い返事を返してくる。
ことんとほどよく冷めた茶の入ったカップが置かれる。
「いただきます。」
ジーニアスが嬉しそうにカップを手で包み込むように持ち、一口飲む。
林檎の皮を干してハーブティーと混ぜたオリジナルだ。
林檎の爽やかな酸味が丁度いい。
「ジーニアスはお茶の天才だな。
こんなに飲みやすい美味い茶を作るのだから。」
「そんなことないよ。」
ジーニアスが照れる。
可愛いなとか頭の隅で思いながらジャムの蓋を明け、ジーニアスに渡す。
ありがとうとジーニアスが言い受け取る。
見えないのに起用にジャムを掬い、スコーンに付けて食べてゆく。
「クラトスは?」
「少し貰う。」
ジーニアスにジャムを少し貰い、食べる。
焼きたても美味いが、冷めても美味しい。
ジーニアスは凄いなと思いながら食べていると、
「ねぇ。クラトスはいつ、旅に出るの?」
顔を上げてジーニアスを見る。
「だって…貴方は旅の途中でしょ?
こんな所で道草食べちゃ駄目。」
「……そう…だな。」
一口茶をすする。
ジーニアスとの生活は心地よく、楽しい。
ずっと昔から一緒に暮らしていたようで。
「あのね。
あんまりクラトスが長い間居てくれるとね。
頼っちゃうの。
クラトスは…旅の途中。
いつか居なくなる。
そう考えると凄く悲しくて寂しいの。」
今まで一人だった。
一人で身の回りをこなし、生活してきた。
クラトスが来てから重労働である水汲みや薪運び仕事をしなくて済んだ。
何か困ったらクラトスが手を差しのべてくれた。
嬉しいし、有り難い。
「だけどね。
あんまり甘えたくないんだ。
一人…にまたなったら困るから。
ごめんね。僕の都合で。」
ジーニアスが申し訳なさそうに言う。
「いや。すまない。
つい、ジーニアスの好意に甘えてしまったな。」
クラトスが謝罪の言葉を述べる。
「実は…梅雨があけたら行こうかと。
ずっと思っていて言いだせなかった。
すまない。」
「ううん。いいの。
僕こそごめん。
追い出すみたいで嫌だね。本当。」
最後の一口を噛み砕いて飲み込んで。
「支度しなきゃ。
日持ちするパン焼かなきゃね。」
ジーニアスが楽しそうに言う。
「旅の支度手伝うのなんて初めて!」
貴重な体験だよねと笑顔で言葉を繋げる。
「僕の分まで旅をしてください。
僕の分まで世界を見てきてください。
僕は…。
僕は貴方の友人として願います。」
その言葉が心の底まで浸透する。
「ありがとう。
近くに来たらまた寄るから。」
そう言ってジーニアスを抱きしめる。
「うん。待ってるね。
ずっと。ずっと。」
ジーニアスが小さく呟いてクラトスにしがみついた。
からっと晴れた日。
クラトスは旅に出た。
なんでかユグドラシルも見送りにきた。
「気をつけて!
元気でね!」
ジーニアスの声。
「ああ。ジーニアスも元気で!
ユグドラシル。
ジーニアスを任せた!」
「ああ。わかっている。」
友の背中が小さくなる。
「あのね。ユグ。」
「なんだ?」
ジーニアスの小さな声。
「僕ね。多分クラトスの事好きだよ。」
小さな呟き。
「…そうか。」
それだけ返してジーニアスに帰ろうと促す。
彼を束縛するのは簡単だ。
自分が必要だから傍にいてと言えば彼はいてくれただろう。
だけど駄目だ。
彼は旅の途中。
きっと何かを探しいるのだろう。
そう思った。
一部終わり。
去年の秋あたりからずっと携帯に放置していたのを書きました。
一応一部。前半。
次は中編で後半。
三部構成です。
まだジーニアスは生きていますね。
ユグドラシル様がいまいち報われません。
ジーニアスとユグドラシル様の間にある溝は二部にて。
他の小説も書かなきゃ?